【RAI'S 1/43】日産 スカイラインGT-R V-specⅡ(R34) 埼玉県警察高速道路交通警察隊 覆面車両 [2002]

Model
NISSAN SKYLINE GT-R V-SpecⅡ(R34) 2002 埼玉県警察高速道路交通警察隊 覆面車両 (Silver)

Model No.
H7430212


------------------------------

「GT-Rコレクションの回顧録」的な意味合いの強い当ブログですが、入手したばかりの最新モデルについても触れていこうと思います。やはり、HOTなうちにご紹介するのが一番です。

------------------------------

国内外を問わず、スピード違反の抑止効果を目的にスポーツカーをパトカーに仕立てるのはよくある話。
我が国においても、NSXにGTO、RX-7、最近ではランエボにインプと、国産高性能スポーツカーをベースにしたパトカーが多数存在します。

GT-Rも、またしかり。
クルマに詳しくない人でも”速いクルマ”としての認知度は抜群のGT-Rが、パトカーで走っていたら…
大抵のドライバーはアクセルを緩めるはず。

今回ご紹介するGT-Rは、埼玉県警が導入したBNR34ベースの覆面パトカー、
「日産 スカイラインGT-R VスペックⅡ(R34) 2002 埼玉県警察高速道路交通警察隊 覆面車両」です。

画像は頂きものです（「MOONEYES シゲ菅沼さん」のブログ）


「GT-R好き」で知られる埼玉県警。過去にR32、R33、R34と歴代のGT-Rが配備されてきましたが、特にR34型は全国でも埼玉県警だけ。白黒パトカー（パンダ）に覆面車両と、複数台のR34型GT-Rが確認されています。

R34の覆面車両は、個人的に何度も目撃しています。



東北自動車道・浦和本線料金所（下り）入ってすぐの合流車線によく停車していて、狙いを定めてました（笑）。
また、走行中「前方にGT-R発見！」と思い後ろに付いてみたら、この車両だったこともありました。
それ以来、のんびり走っているGT-Rを見るたびに「もしや…」と思い注視してきましたが、あとにも先にもR34の覆面はこのシルバー以外見たことがありません。



外観はいたってノーマル。エアロやホイール、マフラーなどでドレスアップされることの多いGT-Rにあって、むしろ逆に目立つ車両ではないかと思います。前から見るとグリル内の赤色警光灯が特徴的で、よく見ると純正オプションのフォグランプが正面ウインカー真下のダクト内に装着されています。

（前からの画像はなかなか貴重です）


------------------------------

「RAI'S」は、神奈川県大船にあるミニカーショップ「ヒコセブン」が母体となり、京商ミニカーをベースとした警察車両をメインに展開するオリジナルブランドで、コアなパトカーファンから絶大な人気を誇るシリーズです。

各県や車両ごとに違う県警文字の書体、コールサイン、車両内部のナビや無線機といった装備の細部に至るまで、入念な実車取材により再現。実車として存在しない車両はモデル化しないという、こだわりの完全限定生産モデル。




生産数が少ない事も手伝って、クラウンやセドリックなどの定番パトカーや覆面車両などの人気車種は発売後、「即完売→絶版→プレミア化」もよく聞く話です。

今回の覆面GT-Rも、予約受付の段階から「ショート」（ミニカー業界では”在庫が足りない”ことを指します）の匂いプンプンでしたが、案の定、発売後一週間もしないうち、どこのショップもすでに”SOLD OUT”ぎみ。ちなみに限定数は1,200 pcs. と、極端に少ないわけでもありません。



ベースとなっているのは後期型のV-SpecⅡで、ボンネットのNACAダクトやクリアウィンカーなどが特徴的。
普通のパトカーなら堂々と付いている前面赤色警光灯も、覆面車両ではグリルの奥にこっそりと。
純正フォグランプらしきものも、きちんと装着されています。

（グリル奥の赤色警光灯、ストロボ焚いてやっと写りました）


以前に高速道路を走行中、フロントグリル奥に『赤くて丸い2つの何か』が見えるR34が後ろに貼り付いて、心臓バクバク減速してしばらく注視したところ、何のことは無い、アフターパーツの赤い自動車用ホーンで拍子抜けしたことがありました
まぁ、”狙って”付けてるのは間違いないですね。なんとも人騒がせな”サンヨン”でした。

------------------------------

もう一点、一般車両と異なり特徴的なのが、ナビゲーター用のルームミラー。最低でも2人1組で警らにあたるのが原則ですから、助手席の警官からも後方確認できるよう装備されています。



助手席足元には無線機が備え付けてある芸の細かさ （見にくくてスミマセン）


天井には回転式のパトライト、リヤウィンドウには擬装用のTAアンテナも。警察無線用のアンテナを車載TV用ダイバーシティアンテナに擬装しているわけですが、今どきこんなアンテナ付けてる一般車両もなかなか見ないわけで…



実車にはリヤとクォーターにメーカーオプションの「プライバシーガラス」が入っていますが、このモデルではプライバシーガラスのスモーク色が再現されていませんねこうしたマニアックなところも再現されてると嬉しいんだけど…



抜群の動力性能を備えたこの車両は、現在でも最も高性能な覆面車両と言って過言ではないでしょう。
もし…お世話になるような時は、記念撮影させてもらいたいところですが
ところで、今でも現役なのでしょうか？



------------------------------

「独断と偏見」によるモデル評価

・プロポーション：★★★☆☆
　京商のR34がベースですから、プロポーションは悪くありません。好みの問題でエブロより低めに採点してます。
　TAアンテナがやたら太いなど、1/43サイズで微小パーツのスケール感を出すのはなかなか難しい。

・レア度：★★☆☆☆
　発売間もないですが、すでに入手困難モデルとなりつつあります。ネット上のショップではほぼ完売状態。
　「人気の覆面パトカー」＋「国産車ミニカー人気No.1のGT-R」の組み合わせ…人気が無いわけありません。

・プレミア（相場）：★★☆☆☆
　現在発売直後ですが、定価で普通に買えるショップが見つかりにくい状況です。
　★2つはあくまで現段階での暫定評価。市場に在庫が少なくなれば、プレミア化必至の一台となるはずです。　

※ご参考まで…
　現在の平均相場：「当時の定価」×「★の数」

おもしろいと感じていただけましたら、ポチッ↓と応援宜しくお願いいたします（どちらでも結構です） 　　

＜ご注意＞
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。

タグ：ミニカー GT-R 1/43 RAI'S