【エブロ 1/43】日産 スカイラインGT-R (KPGC10) ハコスカ [1971] [エブロ]
Model
NISSAN SKYLINE GT-R KPGC10 1971 One of 3000pcs.
Model No.
43581(SILVER)
43582(WHITE)
------------------------------
「ありがとう、櫻井眞一郎 さん」
スカイラインの父・櫻井眞一郎氏に哀悼の意を表して
------------------------------
櫻井眞一郎氏が開発を担当された第一世代GT-Rで真っ先に思い浮かぶのは、やはり「ハコスカ」です。
1969年2月に登場した4ドアセダンベースの初代GT-R(PGC10)のさらなる運動性能向上を求め、1970年10月、ボディを2ドアハードトップに変更した2代目スカイラインGT-R(KPGC10)が登場。パワーユニットは、プリンス自動車工業が開発した純プロトタイプレーシングカーR380に搭載されていたGR8型エンジンをディチューンした直列6気筒S20型エンジン。スペックは、ハイオク仕様:160ps/7000rpm, 18.0kgm/5600prm、レギュラー仕様:155ps/7000rpm, 17.6kgm/5600rpm。最高速度:200km/h(レギュラー仕様:195 km/h)と発表されていた。
2ドアハードトップとなったことでホイールベースが70mm短縮、車両重量が20kg軽減され運動性能が大幅に向上、レーシング仕様のGT-Rにもその恩恵は現れ、国内レース・栄光の49連勝達成の原動力となった。
ワイドタイヤ装着のため、基準車リヤフェンダーにデザインされた「サーフィンライン」を大胆にカットし埋め込まれたオーバーフェンダーが外観上とても特徴的です。市販車の総生産台数1197台、当時の価格で150万円。ちなみに、大卒男子の初任給が4万円の時代です・・・
------------------------------
モデルの方は、オプション設定にあったフロントのチンスポイラーおよびリアトランクスポイラー、そしてこの時代の定番「RSワタナベ」の8スポーク・アロイホイールを装着したドレスアップパージョンを再現しています。もはや、ハコスカと言えばこのスタイルが定着していますね。
この斬新なフロントマスク、そして、まさに「ハコ」のボディーライン…今の時代でもかなりイケてます。
「ザクッ」っとぶった切ったリアのサーフィンラインに、無理やり押し込まれたオーバーフェンダーがまた男臭くて。。
パッと見「座イス」のように見える純正シートも、実はバケットシートなんです。リクライニングできません。スパルタンなインパネ周りやシート形状などもよく再現されています。
ちなみに実車にはエアコンも装着されていませんでした。超硬派ですね~
んん~カッコイイです
エブロからは、「チンスポイラーレス+スチールホイール」仕様のカタログモデルも発売されていますが、今回ご紹介のドレスアップモデルと比べると全然大人しく見えてしまいますね。
また近年、「チンスポイラーレス+ワタナベホイール」仕様のKPGC10がシルバーのみ生産されました。
このあたりのモデルについても、追々ご紹介するつもりです。
------------------------------
ブログタイトルの通り、僕にとっては まさに「No GT-R, No Life!」なんです。
GT-Rがあったから、スカイラインがあったから、今の僕が在るといっても過言ではありません。
GT-Rがあったから、スカイラインがあったから、僕の人生がどれだけ豊かになれたことか
僕が生まれる以前、すでに日本国内のレースを席巻していたGT-R、櫻井眞一郎氏が魂と情熱を注ぎ込んだそのGT-Rを目標にBNR32が誕生し、BCNR33、BNR34へと熟成が成された第二世代GT-R、そして新生GT-Rへとその魂と情熱は受け継がれ、いつまでも我々クルマ好きの心を捉えてやまないんだと思います。
いつまでも、いつまでも、櫻井眞一郎氏の魂と情熱は受け継がれます。
ほんとうに、ほんとうに、ありがとう。
------------------------------
「独断と偏見」によるモデル評価
・プロポーション:★★★★★
個人的なデザインの好みもあり、満点あげちゃいます。
しいてマイナスポイントを挙げるなら、ホイールでか過ぎ。
カッコイイのですが、この時代のクルマは大径ホイールなんて履いてないよなぁ…
・レア度:★★★☆☆
ワタナベホイールVer.は定番の人気モデル。
ちょくちょく少量が再生産されてますが、いつの間にか市場から消えてます。
・プレミア(相場):★★☆☆☆
人気薄のロードカーの中、相場にプレミアが付いてるのはハコスカとR34Nur&N1くらいではないでしょうか。
※ご参考まで…
現在の平均相場:「当時の定価」×「★の数」
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
NISSAN SKYLINE GT-R KPGC10 1971 One of 3000pcs.
Model No.
43581(SILVER)
43582(WHITE)
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「ありがとう、櫻井眞一郎 さん」
スカイラインの父・櫻井眞一郎氏に哀悼の意を表して
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櫻井眞一郎氏が開発を担当された第一世代GT-Rで真っ先に思い浮かぶのは、やはり「ハコスカ」です。
1969年2月に登場した4ドアセダンベースの初代GT-R(PGC10)のさらなる運動性能向上を求め、1970年10月、ボディを2ドアハードトップに変更した2代目スカイラインGT-R(KPGC10)が登場。パワーユニットは、プリンス自動車工業が開発した純プロトタイプレーシングカーR380に搭載されていたGR8型エンジンをディチューンした直列6気筒S20型エンジン。スペックは、ハイオク仕様:160ps/7000rpm, 18.0kgm/5600prm、レギュラー仕様:155ps/7000rpm, 17.6kgm/5600rpm。最高速度:200km/h(レギュラー仕様:195 km/h)と発表されていた。
2ドアハードトップとなったことでホイールベースが70mm短縮、車両重量が20kg軽減され運動性能が大幅に向上、レーシング仕様のGT-Rにもその恩恵は現れ、国内レース・栄光の49連勝達成の原動力となった。
ワイドタイヤ装着のため、基準車リヤフェンダーにデザインされた「サーフィンライン」を大胆にカットし埋め込まれたオーバーフェンダーが外観上とても特徴的です。市販車の総生産台数1197台、当時の価格で150万円。ちなみに、大卒男子の初任給が4万円の時代です・・・
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モデルの方は、オプション設定にあったフロントのチンスポイラーおよびリアトランクスポイラー、そしてこの時代の定番「RSワタナベ」の8スポーク・アロイホイールを装着したドレスアップパージョンを再現しています。もはや、ハコスカと言えばこのスタイルが定着していますね。
この斬新なフロントマスク、そして、まさに「ハコ」のボディーライン…今の時代でもかなりイケてます。
「ザクッ」っとぶった切ったリアのサーフィンラインに、無理やり押し込まれたオーバーフェンダーがまた男臭くて。。
パッと見「座イス」のように見える純正シートも、実はバケットシートなんです。リクライニングできません。スパルタンなインパネ周りやシート形状などもよく再現されています。
ちなみに実車にはエアコンも装着されていませんでした。超硬派ですね~
んん~カッコイイです
エブロからは、「チンスポイラーレス+スチールホイール」仕様のカタログモデルも発売されていますが、今回ご紹介のドレスアップモデルと比べると全然大人しく見えてしまいますね。
また近年、「チンスポイラーレス+ワタナベホイール」仕様のKPGC10がシルバーのみ生産されました。
このあたりのモデルについても、追々ご紹介するつもりです。
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ブログタイトルの通り、僕にとっては まさに「No GT-R, No Life!」なんです。
GT-Rがあったから、スカイラインがあったから、今の僕が在るといっても過言ではありません。
GT-Rがあったから、スカイラインがあったから、僕の人生がどれだけ豊かになれたことか
僕が生まれる以前、すでに日本国内のレースを席巻していたGT-R、櫻井眞一郎氏が魂と情熱を注ぎ込んだそのGT-Rを目標にBNR32が誕生し、BCNR33、BNR34へと熟成が成された第二世代GT-R、そして新生GT-Rへとその魂と情熱は受け継がれ、いつまでも我々クルマ好きの心を捉えてやまないんだと思います。
いつまでも、いつまでも、櫻井眞一郎氏の魂と情熱は受け継がれます。
ほんとうに、ほんとうに、ありがとう。
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「独断と偏見」によるモデル評価
・プロポーション:★★★★★
個人的なデザインの好みもあり、満点あげちゃいます。
しいてマイナスポイントを挙げるなら、ホイールでか過ぎ。
カッコイイのですが、この時代のクルマは大径ホイールなんて履いてないよなぁ…
・レア度:★★★☆☆
ワタナベホイールVer.は定番の人気モデル。
ちょくちょく少量が再生産されてますが、いつの間にか市場から消えてます。
・プレミア(相場):★★☆☆☆
人気薄のロードカーの中、相場にプレミアが付いてるのはハコスカとR34Nur&N1くらいではないでしょうか。
※ご参考まで…
現在の平均相場:「当時の定価」×「★の数」
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
【エブロ 1/43】共石 スカイライン GP-1 PLUS [1992] [エブロ]
Model
1992 kyoseki SKYLINE GP1 PLUS one of 2,016pcs.
Model No.
RNM42
------------------------------
本日1番のホットモデルです。ついさっき届いたばかりのモデルだからなのですが…
このブログを始めてから最初のレーシングマシン紹介になります。
------------------------------
1990年、R32型GT-Rは国際自動車連盟 (FIA) が定めるGr.A規定に則った全日本ツーリングカー選手権(JTC, Japan Touringcar Championship)に参戦開始。デビュー戦となった「オールジャパンツーリングカー 300kmレース」では予選からコースレコードを2秒近く短縮、決勝ではレースの4分の1を消化した時点で他のマシンを全て周回遅れにするという圧倒的な力の差を見せつけた。
以降、R32型GT-RはJTCカテゴリーが終了する1993年まで無敗を誇り、最終的に29連勝という偉業を成し遂げる。
ちなみにGr.A規定とは、連続する12か月間に2,500台以上(1993以前は5,000台以上)生産された4座席以上の一般車両をホモロゲーション(公認)として、改造を施したもの。
つまり、一般公道を走るGT-Rがベースとなっているわけで、当時は「無敵のGT-R」見たさに沢山の観客がサーキットに足を運んでいたようです。基本メカニズムや見た目など、街中で見掛けるGT-Rと一緒とくれば、より親近感も湧きますね。
本モデルは、1992に参戦した共石スカイラインGP-1 PLUS。
ドライバーは、A.オロフソン、木下隆之ペア。ニスモ直轄のワークスマシンでした。
(実車の画像が見つかりませんでしたので、FUJIMIさんのプラモ箱絵から)
この年の戦績は、
全日本ツーリングカー選手権 in AUTOPOLIS:優勝
国際ツーリングカー耐久レース インターTEC:優勝
IRIS OHYAMA SUGO Gr.A 300km選手権レース:2位
第7回ハイランドグループA 300km選手権レース:2位
と、なかなかの好成績だったようです。
------------------------------
このミニカーはエブロ市販モデルでありながら、エブロ外箱ではなくニスモボックス(ニスモ箱)に納められているのが特徴で、エブロ名義で発売されたモデルでは唯一と言ってよいほどの例外です。
もともとは「2004 ニスモフェスティバル」の限定ミニカーとして企画されたモデルでしたが、それなりの数を生産したのか、エブロからも一般販売されました。モデルNo.も[RNM42]と特殊です。これはニスモ側での管理番号かもしれませんね。
ニスモフェスティバル限定モデルとの違いは、①台座文字に「ニスモフェスティバル」の表記がない、②バックボードがエブロ市販モデルと同一(ガードレールにEBBROロゴが印刷された背景)な点です。モデル自体は全く同じ物です。ニスフェス限定モデルについては、別途「限定モデル」としてご紹介させて頂きます。
既にニスフェス限定モデルを持っていたので、これまで購入意欲が全く湧かなかったのですが、上記のような相違があることは前から知っていたので、とりあえずコンプリートのために購入しました。。激安だったので…まぁいいかな~と
(上)エブロ通常モデル、(下)ニスモフェスティバル限定モデル
基本的なプロポーションは「初期エブロの傑作・BNR32ロードカー」と同じですので、当時としては何ら文句のつけようがありません。
BNR32自体がカッコイイのに加え、レース仕様にスポンサーカラーがペイントされ、スポンサーステッカーをまとったその雄姿、そして無敵の強さ
皆が熱狂したのも分かる気がします。
------------------------------
「独断と偏見」によるモデル評価
・プロポーション:★★★★☆
初期エブロの名作と同じ金型かと思われます。
・レア度:★★☆☆☆
こんなもんでしょうか…ニスフェス限定モデルより劣るかな。
・プレミア(相場):★☆☆☆☆
R32でもカルソニック、タイサンなどの人気車種と比べると人気は落ちますね。
※ご参考まで…
現在の平均相場:「当時の定価」×「★の数」
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
1992 kyoseki SKYLINE GP1 PLUS one of 2,016pcs.
Model No.
RNM42
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本日1番のホットモデルです。ついさっき届いたばかりのモデルだからなのですが…
このブログを始めてから最初のレーシングマシン紹介になります。
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1990年、R32型GT-Rは国際自動車連盟 (FIA) が定めるGr.A規定に則った全日本ツーリングカー選手権(JTC, Japan Touringcar Championship)に参戦開始。デビュー戦となった「オールジャパンツーリングカー 300kmレース」では予選からコースレコードを2秒近く短縮、決勝ではレースの4分の1を消化した時点で他のマシンを全て周回遅れにするという圧倒的な力の差を見せつけた。
以降、R32型GT-RはJTCカテゴリーが終了する1993年まで無敗を誇り、最終的に29連勝という偉業を成し遂げる。
ちなみにGr.A規定とは、連続する12か月間に2,500台以上(1993以前は5,000台以上)生産された4座席以上の一般車両をホモロゲーション(公認)として、改造を施したもの。
つまり、一般公道を走るGT-Rがベースとなっているわけで、当時は「無敵のGT-R」見たさに沢山の観客がサーキットに足を運んでいたようです。基本メカニズムや見た目など、街中で見掛けるGT-Rと一緒とくれば、より親近感も湧きますね。
本モデルは、1992に参戦した共石スカイラインGP-1 PLUS。
ドライバーは、A.オロフソン、木下隆之ペア。ニスモ直轄のワークスマシンでした。
(実車の画像が見つかりませんでしたので、FUJIMIさんのプラモ箱絵から)
この年の戦績は、
全日本ツーリングカー選手権 in AUTOPOLIS:優勝
国際ツーリングカー耐久レース インターTEC:優勝
IRIS OHYAMA SUGO Gr.A 300km選手権レース:2位
第7回ハイランドグループA 300km選手権レース:2位
と、なかなかの好成績だったようです。
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このミニカーはエブロ市販モデルでありながら、エブロ外箱ではなくニスモボックス(ニスモ箱)に納められているのが特徴で、エブロ名義で発売されたモデルでは唯一と言ってよいほどの例外です。
もともとは「2004 ニスモフェスティバル」の限定ミニカーとして企画されたモデルでしたが、それなりの数を生産したのか、エブロからも一般販売されました。モデルNo.も[RNM42]と特殊です。これはニスモ側での管理番号かもしれませんね。
ニスモフェスティバル限定モデルとの違いは、①台座文字に「ニスモフェスティバル」の表記がない、②バックボードがエブロ市販モデルと同一(ガードレールにEBBROロゴが印刷された背景)な点です。モデル自体は全く同じ物です。ニスフェス限定モデルについては、別途「限定モデル」としてご紹介させて頂きます。
既にニスフェス限定モデルを持っていたので、これまで購入意欲が全く湧かなかったのですが、上記のような相違があることは前から知っていたので、とりあえずコンプリートのために購入しました。。激安だったので…まぁいいかな~と
(上)エブロ通常モデル、(下)ニスモフェスティバル限定モデル
基本的なプロポーションは「初期エブロの傑作・BNR32ロードカー」と同じですので、当時としては何ら文句のつけようがありません。
BNR32自体がカッコイイのに加え、レース仕様にスポンサーカラーがペイントされ、スポンサーステッカーをまとったその雄姿、そして無敵の強さ
皆が熱狂したのも分かる気がします。
------------------------------
「独断と偏見」によるモデル評価
・プロポーション:★★★★☆
初期エブロの名作と同じ金型かと思われます。
・レア度:★★☆☆☆
こんなもんでしょうか…ニスフェス限定モデルより劣るかな。
・プレミア(相場):★☆☆☆☆
R32でもカルソニック、タイサンなどの人気車種と比べると人気は落ちますね。
※ご参考まで…
現在の平均相場:「当時の定価」×「★の数」
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
【エブロ 1/43】日産 スカイラインGT-R (R34) V-specⅡ [2001] [エブロ]
Model
NISSAN SKYLINE GT-R(R34) V-SPECⅡ
Model No.
43301(M. BLUE)
43058(SILVER)
------------------------------
2000年8月、R34型スカイラインは基準車・GT-Rともにマイナーチェンジを敢行。後期型GT-Rの上位グレードはV-specⅡとなりました。前期型V-specからの主な変更点は、①NACAダクト付きカーボンフードの採用、②リアのブレーキローターがN1仕様車と同じ32.2cmに大径化(前期型は30cm)などがあります。
大きく重い直6エンジンを前方に積むGT-Rはフロントヘビーの傾向が強く、これまでもフロント周りで大物なボンネットやフロントフェンダー、さらにはラヂエターまでもが軽いアルミで出来ていましたが、V-specⅡでは更なる軽量化(対純正アルミフード:約-2kg)と高強度を両立したカーボンフードを採用。一般車に採用される鉄鋼板のボンネットとは、その重さの違いに驚きます。
「NACAダクト」とは、NASA(アメリカ航空宇宙局)の前身であったNACA(アメリカ国家航空諮問委員会)が開発した、空気抵抗を抑えつつ高効率に空気を取り込むダクトのことで、入り口が狭く徐々に広がるような形状が特徴。
V-specⅡではボンネット正面から少し右側、ちょうどターボチャージャーの真上に位置し、高温に曝されるタービンの冷却に貢献していると思われます。
リアブレーキローターを大径化したことでブレーキング時のタッチや剛性感が向上、前後ブレーキのバランスが改善されました。
------------------------------
その他、小変更を挙げるとウインカーのクリアレンズ化、アルミ製のABC操作ペダルとフットレスト、純正シートおよびドアトリム部の基調カラーの変更(グレーからブラックに)など、目に付く箇所の質感向上が目立ちます。見えないところでは、長年GT-Rの弱点であったフロントのドライブシャフトブーツの蛇腹が増えて耐久性が向上した(材質もゴムから樹脂製へ変更)などの改良がありました。
※前期型と後期型ではドライブシャフト径が異なり、ブーツのみの流用は不可です。どうしても後期のブーツを使用したいのであれば、ドライブシャフトを含む周辺部品を丸ごとAssy交換する必要がありますのでご注意を。
反面、ヘッドライトのレベライザー、天井内部の防音材(雨音の反響防止)、トランクリッドトリム(内張り)、シートベルトガイド、リヤワイパーモーターのカバー等、コストダウンによって未装着となったパーツが沢山あります。走行性能には直接関係ない部品が多いですが、あると便利なパーツばかりです。
緊急時に使用するテンパータイヤのホイール材質も前期では軽量なアルミ製でしたが、後期ではスチール製にグレードDOWN。頻繁に使う物ではないですが、普段トランクに積んでおくには少しでも軽い方が良いですよね~
まぁ、この辺りの未装着パーツは、前期モデルの部品を取り寄せて装着すれば済む事ではありますね。
一方、通常のメンテナンスではなかなか手が入りにくい部分、例えばボディー防錆のアンダーコート量が減らされていたり、噂ではボディーパネルのスポット溶接点数も減ったとか減らないとか…
そのせいなのか分かりませんが、チューニングショップのR34デモカーは、どこも前期のV-specをベースにしている(但し、後期でもNurは別格です)という話を聞いたことがありますが…真偽のほどは定かではありません。
------------------------------
さて、モデルの方はV-specⅡの特徴でもあるNACAダクトが再現され、ウインカーもクリアレンズ化したつもりのようです
V-specの金型を改修して生産されたのか、基本的なプロポーションはV-specと変わらず。R34独特の雰囲気をよく再現しています。
------------------------------
さて、ここからが謎です。
まずは下の画像をご覧ください。今回ご紹介しているV-specⅡの2カラー比較です。
一見同じように見えますが、リアガラスの色。ブルーの方は実車にてオプション設定のあったプライバシーガラスを再現したスモーク色であるのに対し、シルバーではノーマルのクリヤーなリアガラスを再現。他方、クォーターガラスは2モデルともにスモーク。
実車にてプライバシーガラスを選択するとリアとクォーターガラスがセットでスモークになりましたから、実車検証が正しいのはブルーということになります。
さらにV-specⅡ、2モデルの内装を撮影したものです。
後期型の特徴として、シートがブラックになった点が挙げられますが、ブルーは設定どおりのブラックである一方、シルバーは前期内装色のグレー。この点でも検証が正しいのはブルーということになります。
------------------------------
今度は前期型V-specシルバーと、後期型V-specⅡシルバーの比較です。
若干のボディーカラーの違い(実車でも前期と後期でシルバーの色味が変わりました)、NACAダクトの有無やウインカーカラー、ナンバープレートの文字違いを除けば、ほとんど同じように見えます。上述したプライバシーガラスや内装色の組合せも全く同じ。。
…この2台、エブロが定めるモデルNo.はどちらも同じで[43058]なんです。最初の2ケタでスケールを表し(1/43)、残り3ケタが通し番号になっているのですが、どちらのモデルにも「58」の記載があることが分かります。
「エブロ 1/43 日産 スカイラインGT-R (R34) V-spec」の記事でも触れましたが、V-specモデルは後年再生産がなされています。ブルーは外箱が違うだけでしたが、問題はシルバー。
実はV-specシルバーの再生産扱いで発売されたのが、このV-specⅡシルバーなんです。このVⅡシルバーが発売されたのは2005年2月。すでに実車のR34は生産中止となっており、エブロから発売のNurやN1もとっくの昔に完売している年代です。当時は「なぜに今頃色違い」と思ったものでした。
おそらくは、後期V-specⅡモデル生産の際に前期V-specの金型を改修してしまったため、V-specⅡのプロポーションでしか生産できず、慌てて台座を差し替えた…と読んでいますが、これまた真偽は定かではありません。VⅡの新色としてモデルNo.を新たに取得して発売していれば何も不思議なことはなかったのですが。。。
謎の多い1台です。
※2010年にも「R34型V-specⅡ」が再生産されましたが、この再生産品は2000モデルを再現しており(本モデルは2001の設定)、カラーバリエーションにも新色が含まれ、なおかつモデルNo.も全く新しいものでしたので、本モデルとは区別させて頂きました。再生産モデルにつきましては、改めてご紹介させて頂きます。
Blog開始早々、こんなに長文化してしまっていいのだろうか。
実車にしろ、ミニカーにしろ、詳しく書き過ぎなんでしょうか。超マニアックな内容を目指しているので、それはそれで良いのですが。。。自分が疲れない程度に更新していきます。
------------------------------
「独断と偏見」によるモデル評価
・プロポーション:★★★★☆
評価はV-specと同じです。現在でも充分通用するプロポーションだと思います。
・レア度:★☆☆☆☆
この評価もV-specと同じです。ブルーの方が圧倒的に人気でしょうか。
・プレミア(相場):★☆☆☆☆
やはり、ロードカーの人気はあまりありませんね…
※ご参考まで…
現在の平均相場:「当時の定価」×「★の数」
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
NISSAN SKYLINE GT-R(R34) V-SPECⅡ
Model No.
43301(M. BLUE)
43058(SILVER)
------------------------------
2000年8月、R34型スカイラインは基準車・GT-Rともにマイナーチェンジを敢行。後期型GT-Rの上位グレードはV-specⅡとなりました。前期型V-specからの主な変更点は、①NACAダクト付きカーボンフードの採用、②リアのブレーキローターがN1仕様車と同じ32.2cmに大径化(前期型は30cm)などがあります。
大きく重い直6エンジンを前方に積むGT-Rはフロントヘビーの傾向が強く、これまでもフロント周りで大物なボンネットやフロントフェンダー、さらにはラヂエターまでもが軽いアルミで出来ていましたが、V-specⅡでは更なる軽量化(対純正アルミフード:約-2kg)と高強度を両立したカーボンフードを採用。一般車に採用される鉄鋼板のボンネットとは、その重さの違いに驚きます。
「NACAダクト」とは、NASA(アメリカ航空宇宙局)の前身であったNACA(アメリカ国家航空諮問委員会)が開発した、空気抵抗を抑えつつ高効率に空気を取り込むダクトのことで、入り口が狭く徐々に広がるような形状が特徴。
V-specⅡではボンネット正面から少し右側、ちょうどターボチャージャーの真上に位置し、高温に曝されるタービンの冷却に貢献していると思われます。
リアブレーキローターを大径化したことでブレーキング時のタッチや剛性感が向上、前後ブレーキのバランスが改善されました。
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その他、小変更を挙げるとウインカーのクリアレンズ化、アルミ製のABC操作ペダルとフットレスト、純正シートおよびドアトリム部の基調カラーの変更(グレーからブラックに)など、目に付く箇所の質感向上が目立ちます。見えないところでは、長年GT-Rの弱点であったフロントのドライブシャフトブーツの蛇腹が増えて耐久性が向上した(材質もゴムから樹脂製へ変更)などの改良がありました。
※前期型と後期型ではドライブシャフト径が異なり、ブーツのみの流用は不可です。どうしても後期のブーツを使用したいのであれば、ドライブシャフトを含む周辺部品を丸ごとAssy交換する必要がありますのでご注意を。
反面、ヘッドライトのレベライザー、天井内部の防音材(雨音の反響防止)、トランクリッドトリム(内張り)、シートベルトガイド、リヤワイパーモーターのカバー等、コストダウンによって未装着となったパーツが沢山あります。走行性能には直接関係ない部品が多いですが、あると便利なパーツばかりです。
緊急時に使用するテンパータイヤのホイール材質も前期では軽量なアルミ製でしたが、後期ではスチール製にグレードDOWN。頻繁に使う物ではないですが、普段トランクに積んでおくには少しでも軽い方が良いですよね~
まぁ、この辺りの未装着パーツは、前期モデルの部品を取り寄せて装着すれば済む事ではありますね。
一方、通常のメンテナンスではなかなか手が入りにくい部分、例えばボディー防錆のアンダーコート量が減らされていたり、噂ではボディーパネルのスポット溶接点数も減ったとか減らないとか…
そのせいなのか分かりませんが、チューニングショップのR34デモカーは、どこも前期のV-specをベースにしている(但し、後期でもNurは別格です)という話を聞いたことがありますが…真偽のほどは定かではありません。
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さて、モデルの方はV-specⅡの特徴でもあるNACAダクトが再現され、ウインカーもクリアレンズ化したつもりのようです
V-specの金型を改修して生産されたのか、基本的なプロポーションはV-specと変わらず。R34独特の雰囲気をよく再現しています。
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さて、ここからが謎です。
まずは下の画像をご覧ください。今回ご紹介しているV-specⅡの2カラー比較です。
一見同じように見えますが、リアガラスの色。ブルーの方は実車にてオプション設定のあったプライバシーガラスを再現したスモーク色であるのに対し、シルバーではノーマルのクリヤーなリアガラスを再現。他方、クォーターガラスは2モデルともにスモーク。
実車にてプライバシーガラスを選択するとリアとクォーターガラスがセットでスモークになりましたから、実車検証が正しいのはブルーということになります。
さらにV-specⅡ、2モデルの内装を撮影したものです。
後期型の特徴として、シートがブラックになった点が挙げられますが、ブルーは設定どおりのブラックである一方、シルバーは前期内装色のグレー。この点でも検証が正しいのはブルーということになります。
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今度は前期型V-specシルバーと、後期型V-specⅡシルバーの比較です。
若干のボディーカラーの違い(実車でも前期と後期でシルバーの色味が変わりました)、NACAダクトの有無やウインカーカラー、ナンバープレートの文字違いを除けば、ほとんど同じように見えます。上述したプライバシーガラスや内装色の組合せも全く同じ。。
…この2台、エブロが定めるモデルNo.はどちらも同じで[43058]なんです。最初の2ケタでスケールを表し(1/43)、残り3ケタが通し番号になっているのですが、どちらのモデルにも「58」の記載があることが分かります。
「エブロ 1/43 日産 スカイラインGT-R (R34) V-spec」の記事でも触れましたが、V-specモデルは後年再生産がなされています。ブルーは外箱が違うだけでしたが、問題はシルバー。
実はV-specシルバーの再生産扱いで発売されたのが、このV-specⅡシルバーなんです。このVⅡシルバーが発売されたのは2005年2月。すでに実車のR34は生産中止となっており、エブロから発売のNurやN1もとっくの昔に完売している年代です。当時は「なぜに今頃色違い」と思ったものでした。
おそらくは、後期V-specⅡモデル生産の際に前期V-specの金型を改修してしまったため、V-specⅡのプロポーションでしか生産できず、慌てて台座を差し替えた…と読んでいますが、これまた真偽は定かではありません。VⅡの新色としてモデルNo.を新たに取得して発売していれば何も不思議なことはなかったのですが。。。
謎の多い1台です。
※2010年にも「R34型V-specⅡ」が再生産されましたが、この再生産品は2000モデルを再現しており(本モデルは2001の設定)、カラーバリエーションにも新色が含まれ、なおかつモデルNo.も全く新しいものでしたので、本モデルとは区別させて頂きました。再生産モデルにつきましては、改めてご紹介させて頂きます。
Blog開始早々、こんなに長文化してしまっていいのだろうか。
実車にしろ、ミニカーにしろ、詳しく書き過ぎなんでしょうか。超マニアックな内容を目指しているので、それはそれで良いのですが。。。自分が疲れない程度に更新していきます。
------------------------------
「独断と偏見」によるモデル評価
・プロポーション:★★★★☆
評価はV-specと同じです。現在でも充分通用するプロポーションだと思います。
・レア度:★☆☆☆☆
この評価もV-specと同じです。ブルーの方が圧倒的に人気でしょうか。
・プレミア(相場):★☆☆☆☆
やはり、ロードカーの人気はあまりありませんね…
※ご参考まで…
現在の平均相場:「当時の定価」×「★の数」
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
【エブロ 1/43】日産 スカイラインGT-R (R34) V-spec [1999] [エブロ]
Model
NISSAN SKYLINE GT-R(R34) V-SPEC
Model No.
43056(METALLIC BLUE)
43057(WHITE)
43058(DARK SILVER)
43157(MAGIC PURPLE)
------------------------------
僕の”GT-Rコレクション”はこのモデルから始まりました。
社会人成りたての頃、生意気にもGT-R(実車の方です)が欲しくて欲しくてたまりませんでした。
スポーツカーに乗るのは幼少の頃からの夢だったんです。
おいそれと買えるクルマではないですから、節約と貯金の毎日…
毎晩のようにカタログを眺める日々にも飽き飽きし始めた頃、馴染みのホビーショップで当時はまだ聞き慣れないミニカーメーカー「エブロ」が展開するGT-Rに遭遇しました
そのとき手にしたミニカーこそが、このR34(M.BLUE)でした。
Vシネマ「湾岸ミッドナイト」で見たブルーメタリックのBNR32(通称「魔王R」)がすごくカッコ良かったイメージがあったせいか、ミニカーでも真っ先にブルーを購入、翌週にはホワイトとシルバーも我が家の机に並んでいました。
------------------------------
実車の方はというと、BNR32から踏襲される最強エンジン「RB26DETT」と電子制御トルクスプリット4WDシステム「ATTESA E-TS」に象徴される”第二世代GT-R”の最終モデルとして1999に登場。このR34型ではゲトラグ社と共同開発した専用の6速トランスミッションが新たに採用され、エンジンのトルクUPや電子制御システムのブラッシュアップなどと相まって、まさに第二世代GT-Rの集大成的なマシンに仕上がっていました。
グレードは上位グレードの「V-spec」と基準グレードの「標準車(STD)」、そしてスーパー耐久参戦ベースマシンの「V-spec N1」の3種。N1のみレースでの耐久性を重視したエンジン部品が使用されているものの、最高出力・最大トルク等のエンジンスペックやミッションなどのキーコンポーネントは共通でした。
「走る・曲がる・止まる」の基本性能が絶妙にバランスされた、運転していて楽しい、当時の日本車としては稀有なドライビングプレジャーを有した”直6最後のGT-R”の名に恥じない名車です。
特に車体剛性については、当時の日本車の考え方では有り得ないほど剛性感に力を入れたクルマだった印象があります。デビュー当時は豚鼻のようなフロントマスクが酷評でしたが、デザインコンセプトである「インテリジェント・ハンマー」を体現したその厳つさが段々と格好良く感じられました。
イメージカラーに「ベイサイドブルー #TV2」が採用され、光の入射角によって色が変わって見えるマルチフレックスカラーの「ミッドナイトパープルⅡ #LV4」が限定300台にて販売されました。といっても、この300台はR34受注受付開始日の午前中には全てオーダーが埋まったみたいです
のちに、「ミッドナイトパープルⅢ #LX0」が2000年1~3月の期間限定カラーとして販売されましたが、先に登場した”Ⅱ”とは色味が若干異なり、色の変化幅がより大きなものとなり(塗料メーカーが変わった → Ⅱ:関西ペイント、Ⅲ:日本油脂)、ホイールやウイングフラップもシルバーの専用色となっていました。(この”Ⅲ”は京商1/43とオートアート1/18でモデル化されています)
2000年8月にはマイナーチェンジが行われ、「V-spec」は「V-specⅡ」に進化し、新グレードとして「M-spec」が追加されるなど更なる熟成が図られました。(後期モデル「V-specⅡ」についてはこちらをご参考下さい)
2002年8月の販売終了までに生産された総台数は12,175台で、これは第二世代GT-R(R32, R33, R34)の中では一番少なく、不人気だったR33よりも少ないのはちょっと意外でした。
登場から10年以上たった現在でも、その人気は衰えないですね~
------------------------------
エブロのR34は、このGT-R特有の”厳つい”雰囲気を見事に再現したプロポーションで、「ミニカー=子供の玩具」の印象が強かった当時の日本ミニカー業界に一石を投じたモデルの一つと言っても過言ではないと思います。BNR32と並んで、初期エブロの代表作に挙げられるかと。
また、このモデルは「DISK KONE(ディスクコーン)」というブランドのもと、ブルー・ホワイト・シルバーの3色が「トイザらス」にOEM供給され販売がなされていました。エブロ正規品より若干割安だったと思います。はじめは、B級品が安く売っているのかと不安でした
(残念ながら、DK箱のR34はブルーだけ所有できておりません) ⇒やっと入手できました(浜松@2011/10/9)
モデルは前期型、GT-Rの中でも上位グレードのV-specを再現しており、外観上の特徴は①フロントとサイドのウインカーがオレンジ、②フロントリップおよびリアバンパー下部にダウンフォース制御のためのディフューザー装着、③リアテールに貼られたV-specロゴとなります。
遅れて発売になったマジックパープルは、ケースに印刷された「HAND PAINTED」の文字が誇らしげで、丁寧な塗膜と綺麗な発色で実車同様に光の角度によって色が変わって見えて、なかなか秀逸です。
実車販売当初、やんちゃに見えてイマイチかと思っていましたが、個人的にはいま一番乗ってみたいR34のボディーカラーです。
しかしこのモデル、今改めて見直してもカッコイイですね
このモデルと出会った感動から全てが始まった訳です
実はこのモデル、ブルーとシルバーが数年後に再生産されるのですが、ブルーの方は外箱のパッケージが変わっただけでモデルや台座に変化は無かったのですが、シルバーの方は…
いろいろな「大人の事情」があったようで
長くなりましたし、詳細は「またの機会」にご紹介させて頂きますね。
------------------------------
「独断と偏見」によるモデル評価
・プロポーション:★★★★☆
現在でも充分通用するプロポーションだと思います。当時としては画期的ではないでしょうか。
・レア度:★☆☆☆☆
比較的良く見かけますが、最近は数も少なくなってきているのでは?
イメージカラーのブルーと定番人気色のホワイトが人気を二分している
・プレミア(相場):★☆☆☆☆
ロードカーって、なぜかあまり人気が無いですね…
※ご参考まで…
現在の平均相場:「当時の定価」×「★の数」
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
NISSAN SKYLINE GT-R(R34) V-SPEC
Model No.
43056(METALLIC BLUE)
43057(WHITE)
43058(DARK SILVER)
43157(MAGIC PURPLE)
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僕の”GT-Rコレクション”はこのモデルから始まりました。
社会人成りたての頃、生意気にもGT-R(実車の方です)が欲しくて欲しくてたまりませんでした。
スポーツカーに乗るのは幼少の頃からの夢だったんです。
おいそれと買えるクルマではないですから、節約と貯金の毎日…
毎晩のようにカタログを眺める日々にも飽き飽きし始めた頃、馴染みのホビーショップで当時はまだ聞き慣れないミニカーメーカー「エブロ」が展開するGT-Rに遭遇しました
そのとき手にしたミニカーこそが、このR34(M.BLUE)でした。
Vシネマ「湾岸ミッドナイト」で見たブルーメタリックのBNR32(通称「魔王R」)がすごくカッコ良かったイメージがあったせいか、ミニカーでも真っ先にブルーを購入、翌週にはホワイトとシルバーも我が家の机に並んでいました。
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実車の方はというと、BNR32から踏襲される最強エンジン「RB26DETT」と電子制御トルクスプリット4WDシステム「ATTESA E-TS」に象徴される”第二世代GT-R”の最終モデルとして1999に登場。このR34型ではゲトラグ社と共同開発した専用の6速トランスミッションが新たに採用され、エンジンのトルクUPや電子制御システムのブラッシュアップなどと相まって、まさに第二世代GT-Rの集大成的なマシンに仕上がっていました。
グレードは上位グレードの「V-spec」と基準グレードの「標準車(STD)」、そしてスーパー耐久参戦ベースマシンの「V-spec N1」の3種。N1のみレースでの耐久性を重視したエンジン部品が使用されているものの、最高出力・最大トルク等のエンジンスペックやミッションなどのキーコンポーネントは共通でした。
「走る・曲がる・止まる」の基本性能が絶妙にバランスされた、運転していて楽しい、当時の日本車としては稀有なドライビングプレジャーを有した”直6最後のGT-R”の名に恥じない名車です。
特に車体剛性については、当時の日本車の考え方では有り得ないほど剛性感に力を入れたクルマだった印象があります。デビュー当時は豚鼻のようなフロントマスクが酷評でしたが、デザインコンセプトである「インテリジェント・ハンマー」を体現したその厳つさが段々と格好良く感じられました。
イメージカラーに「ベイサイドブルー #TV2」が採用され、光の入射角によって色が変わって見えるマルチフレックスカラーの「ミッドナイトパープルⅡ #LV4」が限定300台にて販売されました。といっても、この300台はR34受注受付開始日の午前中には全てオーダーが埋まったみたいです
のちに、「ミッドナイトパープルⅢ #LX0」が2000年1~3月の期間限定カラーとして販売されましたが、先に登場した”Ⅱ”とは色味が若干異なり、色の変化幅がより大きなものとなり(塗料メーカーが変わった → Ⅱ:関西ペイント、Ⅲ:日本油脂)、ホイールやウイングフラップもシルバーの専用色となっていました。(この”Ⅲ”は京商1/43とオートアート1/18でモデル化されています)
2000年8月にはマイナーチェンジが行われ、「V-spec」は「V-specⅡ」に進化し、新グレードとして「M-spec」が追加されるなど更なる熟成が図られました。(後期モデル「V-specⅡ」についてはこちらをご参考下さい)
2002年8月の販売終了までに生産された総台数は12,175台で、これは第二世代GT-R(R32, R33, R34)の中では一番少なく、不人気だったR33よりも少ないのはちょっと意外でした。
登場から10年以上たった現在でも、その人気は衰えないですね~
------------------------------
エブロのR34は、このGT-R特有の”厳つい”雰囲気を見事に再現したプロポーションで、「ミニカー=子供の玩具」の印象が強かった当時の日本ミニカー業界に一石を投じたモデルの一つと言っても過言ではないと思います。BNR32と並んで、初期エブロの代表作に挙げられるかと。
また、このモデルは「DISK KONE(ディスクコーン)」というブランドのもと、ブルー・ホワイト・シルバーの3色が「トイザらス」にOEM供給され販売がなされていました。エブロ正規品より若干割安だったと思います。はじめは、B級品が安く売っているのかと不安でした
(残念ながら、DK箱のR34はブルーだけ所有できておりません) ⇒やっと入手できました(浜松@2011/10/9)
モデルは前期型、GT-Rの中でも上位グレードのV-specを再現しており、外観上の特徴は①フロントとサイドのウインカーがオレンジ、②フロントリップおよびリアバンパー下部にダウンフォース制御のためのディフューザー装着、③リアテールに貼られたV-specロゴとなります。
遅れて発売になったマジックパープルは、ケースに印刷された「HAND PAINTED」の文字が誇らしげで、丁寧な塗膜と綺麗な発色で実車同様に光の角度によって色が変わって見えて、なかなか秀逸です。
実車販売当初、やんちゃに見えてイマイチかと思っていましたが、個人的にはいま一番乗ってみたいR34のボディーカラーです。
しかしこのモデル、今改めて見直してもカッコイイですね
このモデルと出会った感動から全てが始まった訳です
実はこのモデル、ブルーとシルバーが数年後に再生産されるのですが、ブルーの方は外箱のパッケージが変わっただけでモデルや台座に変化は無かったのですが、シルバーの方は…
いろいろな「大人の事情」があったようで
長くなりましたし、詳細は「またの機会」にご紹介させて頂きますね。
------------------------------
「独断と偏見」によるモデル評価
・プロポーション:★★★★☆
現在でも充分通用するプロポーションだと思います。当時としては画期的ではないでしょうか。
・レア度:★☆☆☆☆
比較的良く見かけますが、最近は数も少なくなってきているのでは?
イメージカラーのブルーと定番人気色のホワイトが人気を二分している
・プレミア(相場):★☆☆☆☆
ロードカーって、なぜかあまり人気が無いですね…
※ご参考まで…
現在の平均相場:「当時の定価」×「★の数」
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。