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【インターアライド 1/43】NISMO R34GT-R Z-tune [2001] [インターアライド]

Model
NISMO R34GT-R Z-tune

Model No.
RDM-005
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今日、3月4日は「サンヨン」の日です[わーい(嬉しい顔)]
一気にご紹介してきました「PROSHOP CAR COLLECTION」シリーズのR34も、このモデルで最後となりました。

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「NISMO(ニスモ)」は、日産自動車の連結子会社であるニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社の通称でありブランド名で、国内外レースへの参画、モータースポーツ向け自動車パーツならびにこれらパーツを用いたコンプリートカーやレーシングマシンの設計・製造、販売を行っています。

日産自動車が有する市販ノーマルカーの膨大な情報と、ニスモがレースで培った技術や経験をフィードバックした市販車用オリジナルチューニングパーツは、性能と信頼性を兼ね備え大変人気があります。GT-R用チューニングパーツとしてのブランド人気はNo.1でしょう。

チューニングパーツとして走りのみを追求した絶対性能や、特にコストパフォーマンスの点では賛否両論のニスモですが、それは性能に加えて信頼性も重要視しているからだと考えています。メーカー直系のワークスを名乗る以上、むしろ信頼性を最優先に性能をバランスさせているといっても過言ではないと思います。
「絶対性能」と「信頼性」というトレードオフな関係要素を、様々なテストを繰り返してニスモがバランスさせた答えが製品に反映された結果(価格)だと考えます・・・そう考えるようにしています(笑

でもやっぱり、カスタマー目線からするとニスモのパーツは高いですけどね[たらーっ(汗)]
その分、コストを費やして長期の耐久テストもしてますし、長く使う信頼性を買うなら致し方ないところです。

中古車市場にて、装着した大抵のチューニングパーツがマイナス査定されてしまうなか、ニスモパーツだけは逆に査定アップにつながる要素と成り得ることからも、メーカー直系ワークスの人気がうかがい知れます。

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今回ご紹介するGT-Rは、ニスモのR34コンプリートカー「NISMO R34GT-R Z-tune」です。
正確に言うと、開発がスタートした初期のプロトバージョン 「R34GT-R Z-tune PROTO」です。

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エンジンは、RB26DETT・N1仕様をベースに2,771ccまで排気量アップした「RB26DETT改 "Z1"」。R1タービンをはじめ、ピストン、コンロッド、クランクなどはニスモ製既存パーツを用い、低中速トルクを太らせつつ高回転域でのパワーを引き出せるようオリジナルの試作カムを装着。ヘッド周りの加工やバランス取り、吸排気系、燃料系、冷却系にも手が入り、最高出力600ps/最大トルク66kgmを発生。

まだZ-tune専用エアロパーツ(Z-tuneフロントバンパースポイラー、Z-tuneフロントフェンダー)が開発されていなかった時代で、フロントバンパーこそニスモのエアロバンパーに交換されているものの、フロントフェンダーは純正のままという出で立ち。

(2000年1月の東京オートサロンにて。前年開発終了時のVer.1999というべきか…サイドとリヤはエアロ未装着)
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全てにおいてまだまだ開発段階で、左右のドアもカーボン製であったりと、プロトタイプの香りがプンプンのスパルタンな一台でした。

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このスペシャルなGT-Rを唯一モデル化しているのが、毎度おなじみインターアライドの「PROSHOP CAR COLLECTION」シリーズ。

近年、各メーカーからモデル化されたR34 Z-tuneですが、初期のプロトタイプをモチーフにしたモデルは少ないはずです。このシリーズ以外だと、オートアートくらいしか思い浮かびません。

存在感充分なニスモのフラッグシップです。特徴的なダクト付きボンネットに「ニスモストライプ」が映えます[グッド(上向き矢印)]
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ホイールは、ニスモのLM-GT4 BLACK EDITION(限定モデル)
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ニスモエアロバンパーの装着により、”厳つさ”がさらに増しています。
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Z1エンジンのマークが、初期型プロトの証し。リヤアンダーのエアロもカッコイイです。
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「王者ニスモ」の風格が漂います。
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派手なエアロを付けてるわけでもないのですが、重厚な存在感が半端無いです。
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実はこのモデルには、ニスモ特注バージョンが存在します。2001年のニスモフェスティバルにて限定販売されたモデルで、現在まで続く「ニスモフェスティバル 限定モデルカー」の”はしり”とも言える一台です。

ここまで”もったい振る”ほどのモデルでもないのですが…[たらーっ(汗)]
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今回ご紹介した市販モデルとは、きちんと差別化が為されています。

次回「限定モデル」としてご紹介しますが、今回と同じようなブログタイトル(モデル名)になってしまいますので、読み飛ばさないで下さいね。

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「独断と偏見」によるモデル評価

・プロポーション:★★★☆☆
 R34特有の厳つさが出ていて、カッコイイですね~
 特徴的なボンネットをはじめ、コールドキャストにしてはよく再現しています。

・レア度:★★★☆☆
 ただでさえ生産数の少ないマイナーシリーズで、しかも人気ブランドのフラッグシップモデル…
 今となってはなかなか見つけにくいでしょう。

・プレミア(相場):★★☆☆☆
 シリーズ中、「Mine's R34」と人気を二分するモデル。
 数あるZ-tuneミニカーの中でも、初期のプロトタイプを再現しているモデルは少ないはずです。

※ご参考まで…
 現在の平均相場:「当時の定価」×「の数」


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本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
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【インターアライド 1/43】Mine's R34 [インターアライド]

Model
Mine's R34

Model No.
RDM-007
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「Mine's(マインズ)」は、自動車用チューニングパーツの開発・販売ならびに取り付け・セッティング調整を行う国内有数のチューニングショップです。代表の新倉通蔵氏は元ブリジストンにお勤めだったそうで、ブリジストン勤務時代からクルマのチューニングに興味を持ち始め、独立し1985年にマインズを設立されたそうです。

マインズといえば、メーカーの技術やノウハウが結集した”ブラックBOX”であるエンジンコントロールユニット(ECU)の徹底解析に成功し一躍有名になりました。
現代におけるどんな自動車も、このECU無しでは単なる「車輪付きの鉄の塊」に過ぎません。ECUに組み込まれた制御プログラムがあって初めて、その「鉄の塊」は「クルマ」としての機能を発揮します。

市販ノーマルカーのECUは、あらゆる場面を想定し、どんな環境でも「安全性と信頼性」を最優先に動くようプログラムされています。どんな状況でも”それなり”の性能を発揮するノーマルECUは大変優秀なのですが、スポーツカーはもちろんミニバンやコンパクトカーでも、エンジン本来の実力はかなり抑え込まれています。
これはどんな状況でも…春夏秋冬あらゆる温・湿度環境にて、免許取り立ての若葉マークドライバーから高齢者ドライバーまで、誰がいつどこで運転しても率なく安全に動くようバランスされた結果なのです。

ですが、ユーザーの用途は多種多様。。街乗りでもっと軽快に走りたい、サーキット走行を楽しみたい、もっとレスポンスがあれば、もっとパワーがあれば…

つまりECUのプログラムを解析し書き換えるということは、純正の優れた機能を生かしつつ、ユーザーの目的とする用途やフィーリングにクルマを仕上げることができるということです。同社ではオリジナルECU「VX-ROM」を開発し、性能と安全性を両立した、ノーマルとは一味違った気持ちの良い”Mine's World”を提供しています。

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「美しくて、速いクルマをつくる」

これはマインズ創立当初からの不変の哲学。派手なクルマの多いチューニングカーの中で、シンプルなボディを携え、外見はノーマルとほとんど変わらないのに、乗ると速い。それが、マインズの目指すチューニングです。

「美しく速いクルマ」の評判は海外にまで轟いており、映画「ワイルドスピード」シリーズではGT-Rを駆るブライアン役を演じ、プライベートでもGT-R大好きの俳優ポール・ウォーカーは、映画のプロモーションで来日した際に横須賀にあるマインズを表敬訪問しています。今後はポールのGT-Rも手がけていくんだとか。

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今回ご紹介するGT-Rは、マインズのR34デモカー「Mine's BNR34 GT-R N1 base」です。BNR34のN1仕様車をベースにマインズコンプリートエンジン・ステージⅡ(HKS製 GT2530タービン x 2)を搭載、最高出力600ps、最大トルク60kgmを発生します。駆動系から足回り、ブレーキ、エクステリアに至るまで、全てにマインズの哲学が息づいた一台です。ショップ対抗のチューニングバトルではいつも上位に名を連ね、最速の名を欲しいままにしました。

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マインズといえばオリジナルECUの「VX-ROM」と並んで、カーボンパーツの印象も強いです。何でもカーボンです[わーい(嬉しい顔)]プロペラシャフトまでカーボン製。
カーボンを用いることでルックスがスパルタンになりカッコイイのですが、なによりマインズが軽量化にこだわっているのが感じ取れます。速さの秘密はこのあたりにも関係してるかもしれませんね。

それにしても、この凛とした 佇まい。。見とれてしまう美しさです[ぴかぴか(新しい)]
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(TE37を履いた姿はかなり珍しい。本気のアタック仕様はこれ?)

マインズのR34デモカーには「ストリートバージョン」もありましたが、R35が登場する少し前に売りに出され、程なく”SOLD OUT”したのを覚えています。売りに出された当初、本気で乗り替えようかと考えましたが…

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このスペシャルなGT-Rを唯一モデル化しているのが、毎度おなじみインターアライドの「PROSHOP CAR COLLECTION」シリーズ。

シンプルな純白のボディーが、マインズのコーポレートカラーです。
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筆記体で描かれた「Mine's」のロゴが、モダンさを演出しています。
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オールカーボン製のリヤウイングに、トランクスポイラー…残念ながら単なる黒のベタ塗りです[もうやだ~(悲しい顔)]
このシリーズの「Do-Luck R34」同様、カーボン張りだったら良かったのですが。
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ホイールは、天下のBBS製マグネシウム鍛造1ピース「Mine's RE-Mg」[ぴかぴか(新しい)]マインズ専売の特注品です。
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マインズのGT-Rを見るたびに「Simple is best !」を感じるとともに、純正ボディーラインの美しさを再認識します。

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「独断と偏見」によるモデル評価

・プロポーション:★★☆☆☆
 細部の塗装に甘さを感じますが、まぁ、雰囲気は掴んでいます。
 シリーズ中、仕上げは悪い部類に入るかも。白と黒でコントラストがはっきりしてるせいか、粗が目立ちます。

・レア度:★★★☆☆
 他の「PROSHOP CAR COLLECTION」シリーズ同様、数は少ないですが根気よく探せば発見可能です。

・プレミア(相場):★★☆☆☆
 「PROSHOP CAR COLLECTION」シリーズ中、一番の人気モデルです。
 他のモデルに比べ、相場は少しだけ高く推移しています。
 
※ご参考まで…
 現在の平均相場:「当時の定価」×「の数」


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【インターアライド 1/43】IMPUL R34 [インターアライド]

Model
IMPUL R34

Model No.
RDM-003
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「IMPUL(インパル)」は、株式会社ホシノインパルのブランド名であり、主に日産車向けエアロパーツやチューニングパーツの開発・販売ならびにコンプリートカーの販売を行っており、代表は元レーシングドライバーの星野一義氏が務めています。

日産自動車本体との結びつきが非常に強いブランドで、R34型GT-Rが一般公開される以前に実車供給がされていた(先行開発ができた)、インパル製チューニングECU [エンジンコントロールユニット]が全国の日産ディーラーで販売・取り付け可能だったなど、日産自動車が星野氏の功績を評価している証しとも言えます。

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今回ご紹介するGT-Rは、インパルのR34コンプリートカー「IMPUL R34」です。N1タービンをベースにカムシャフト(260度)、メタルガスケット、エアフロメーター、インジェクター(600cc)、フューエルポンプ、エギゾーストアウトレットを交換し、オリジナルECU制御で設定450ps以上を発揮します。外観はノーマル然としているものの、R34GTマシンをモチーフにしたフロントバンパーと、同じくGTマシンのレプリカホイール「NS-GT」が特徴的です。


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450psと聞くと今でこそビッグパワーに感じませんし、チューニング内容からすればもっと最高出力を絞り出せたはず。市販BNR34の耐久性を考慮し、闇雲にパワーを追及せず、ドライバーが扱いこなせる出力を設定してきたあたりにインパルのこだわりを感じます。

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このスペシャルなGT-Rを唯一モデル化しているのが、毎度おなじみインターアライドの「PROSHOP CAR COLLECTION」シリーズ。

イメージカラーであるベイサイドブルーが映える1台です。
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特徴的なフロントバンパーやオリジナルホイール「NS-GT」も再現されています。
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実車と比較してウイング位置が高めですが、このモデルではリアヴューが一番カッコイイ[わーい(嬉しい顔)][グッド(上向き矢印)]
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外箱のモデルナンバー表記が、なぜか前回ご紹介の「Do-Luck R34」と同じRDM-003です[たらーっ(汗)]
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僕が調べた限りでは、

RDM-003: IMPUL R34
RDM-004: Do-Luck R34

が正しいモデルナンバーのようです。


インパル星野と言えば、やっぱりブルー。でも、「1999 東京オートサロン」初出展時のBNR34はシルバーでした[あせあせ(飛び散る汗)]
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パッと見ノーマルに見えてしまいます。。少し寂しい気もしますが、それがインパルの狙いなのでしょうか。
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「独断と偏見」によるモデル評価

・プロポーション:★★☆☆☆
 全体的に”ボテ”っと見えて、このシリーズ中では造型レベルが一番低く思えます。★1.5くらい。
 特にIMPUL R34のアイデンティティーでもあるホイールがNG。ペタっと薄い輪っかみたい。
 3次元的にラウンドしているホイールスポーク形状をコールドキャストで表現するには限界がある。

・レア度:★★★☆☆
 人気はともわれ、有名ブランドのR34デモカーですので、なかなか見つけにくいかもしれません。

・プレミア(相場):★★☆☆☆
 他の「PROSHOP CAR COLLECTION」シリーズ同様、レア度にプレミアが追いついていません。
 精密モデルが主流の現在、”好きな方”以外には なかなか受け入れられにくいかもしれませんね。

※ご参考まで…
 現在の平均相場:「当時の定価」×「の数」


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【インターアライド 1/43】Do-Luck R34 [インターアライド]

Model
Do-Luck R34

Model No.
RDM-004(外箱表記「RDM-003」は誤記)
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「Do-Luck(ドゥーラック)」は、国産車を中心にエアロパーツや補強パーツ等を販売する車両チューニングメーカーで、ブランド名の由来は「道楽」と「ドラッグレース」を掛けあわせたものだそうです。

今回ご紹介するGT-Rは、Do-Luckのデモカーとしてフルエアロをまとった「Do-Luck R34」です。エンジンは2.8Lに排気量アップしHKS製シングルタービンTO4Rにて650psを発揮、Do-Luckの真骨頂であるスタイリッシュなエアロで武装され、ボディーカラーも純正ブラックの上にキャンディパープルを塗布し、さらにはメタリック系塗料も塗布された、深みのある独特の重厚感を醸し出しています。

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特にボンネットの作り込みにはこだわりがあり、材質はFRP板の2枚合わせで中間にハニカム構造材を挟み高強度を確保、形状も先端から後端まで均一に中央部が盛り上がるデザインで、盛り上がった後端部からエンジンルーム内の熱気が逃げる仕組み。中央部のみカーボンを貼り、デザインにもアクセント。

Fバンパーもトップフードを別体にし、ラジエターフードパネルの機能を持たせるなど、こだわりを感じます。
110222c.png

リヤウイングは低く、純正ウイングを利用してステーとサイドの化粧板の変更でオリジナリティーを演出。ステーは中にアルミ板を挟み強度を確保、外装にはカーボンを貼り付けるなど、性能と見た目の両方にこだわった一品。

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何度かDo-Luckエアロ装着の実車を目撃していますが、アグレッシブでワルそうな感じ[あせあせ(飛び散る汗)]がR34にマッチしていると思います。

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このスペシャルなGT-Rを唯一モデル化しているのが、毎度おなじみインターアライドの「PROSHOP CAR COLLECTION」シリーズ。

ボディーは深いメタリックパープルで塗装されており、近くで見ないとボディーラインのディテールがよく確認できませんが、このシリーズ共通の作り分けがきちんとなされております。

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実車同様、ボンネット中央部分のみカーボン張りです。塗装によるARCのインタークーラーもなかなかカッコイイです。
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ホイールは、高強度と軽量化にこだわった鍛造2ピースのロンテック「Double Six」
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低く構えたリアウイング、特徴的なステーとサイドの化粧板もきちんと差別化がなされています。
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「PROSHOP CAR COLLECTION」シリーズのR34・全8車種10台中、入手するのに一番苦労したモデルでした。
ヘタなエブロの人気モデルよりも、はるかに見つかりませんでした[あせあせ(飛び散る汗)]

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パープルのボディーに、ゴールドホイールは王道の組み合わせですね。
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「独断と偏見」によるモデル評価

・プロポーション:★★★☆☆
 ワルそうな雰囲気が良く出ていると思います。
 色のトーンがダークなせいか、コールドキャストの粗があまり目立たないのも良いです。

・レア度:★★★★★
 滅多に見かけません。シリーズ中、あるいはエブロや京商のモデルと比較してもかなりレアな部類に入るでしょう。

・プレミア(相場):★★☆☆☆
 これだけレアなのに…相場はこんなもんです。やはり、コールドキャストの非精密さがネックでしょうか。
 個人的には非常に秀逸なシリーズだと思うのですが…

※ご参考まで…
 現在の平均相場:「当時の定価」×「の数」


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【インターアライド 1/43】C-WEST R34 [インターアライド]

Model
C-WEST R34

Model No.
RDM-006
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チューニングマシン・シリーズが続きます。

「C-WEST(シーウエスト)」は、スポーツカーのエアロ開発・製造を手掛けるメーカーさんです。今回ご紹介するGT-Rは、C-WESTのデモカーとしてフルエアロをまとった「C-WEST R34」です。攻撃的且つ機能美を両立したボディーライン、R34の全ボディーカラー中、最も希少な「ライトニングイエロー #EV1」が映える1台です。

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当時のC-WESTは毎年「スーパー耐久シリーズ」に参戦していて、実戦から得られたノウハウを基にストリート向けのエアロもデザインしていました。
純正バンパー以上に大きく開いた開口部など、実戦ならではの冷却性能を意識したデザインが目につきます。コーナリング中の前輪の接地性(コーナリングスピード)を上げるべく取り付けられたFバンパーサイドの「カナード」も、C-WESTがいち早く装着していたような気がします。

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ところで、映画「ワイルドスピードx2」にて、主人公のブライアン・オコナーが駆っていたGT-Rこそ、まさにC-WESTエアロを装着したGT-Rでした。カラーリングこそバイパーを彷彿するアメリカンマッスルカーの印象ですが、C-WESTエアロであることが分かると思います。

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この写真↓で判断する限り、ベース車両はV-specではなく標準車のようですね~
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ブライアン役の俳優ポール・ウォーカーは実生活でもGT-R好きで知られ、GT-Rは2台所有(型式不明)しているそうです。「ワイルドスピード MAX」公開時のインタヴューでは、『GT-Rはとにかく大好き! マッスルカーもいいけど、やっぱりGT-Rが一番だよ!』とまで熱弁するほどの入れ込み様。なんだか、彼とは話が合いそうです[わーい(嬉しい顔)][グッド(上向き矢印)]

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ちなみに「ワイルドスピード MAX」に登場するブルーのR34、外見はGT-Rに見えますがベースは25GT-Tです。
海外でも高価なGT-Rを潰してしまうのを恐れ、安価に入手しやすい25GT-TをGT-Rに擬装し撮影したようです。
(ハリウッド映画も意外とセコい[あせあせ(飛び散る汗)]ですが、貴重な現存個体をむやみに損壊させない配慮と解釈しましょう。)

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パッと見はニスモエアロを組んだ34GT-Rにしか見えませんが、劇中よ~く見ると、一瞬映るメーターパネルがGT-Rのものではありません。メーターパネルが交換されてるだけなのでは…といっても、そう簡単にはいきません。
(そもそも、GT-Rのメーターをわざわざ25GT-T用にグレードダウンする理由が全く無い訳で…)

R34系スカイラインではあらゆる信号類がメーターパネルに集約されており、ドアロックなどはメーターを外すと連動しなくなりますし、未確認ですがその他諸々の機能もメーターが変わると若干おかしくなる可能性があります。単なる「速度表示計」としてではなく、クルマとして機能するための重要な役割を担っているパーツと言えるのです。

R34のGT-Rと25GT-Tは全く以って”似て非なる”クルマで、メーター裏のコネクターカプラーは同形状なのですがピンアサインが全く異なっており、配線の取り回し、取得している信号の種類やレンジも異なります。メーター交換してまともに動くようにするには最低限配線のやり直しが必要で、かなり面倒な作業が想定されます。なので、メーターパネルだけ”GT-R仕様”に擬装しなかった…と考えます。

なお、走行中のシーンでは一部合成であてられたメーターパネルも見受けられます。メーターの針がピクりともしないのですごく不自然です。また走行中以外のシーン、例えばコンピュータをセッティングしているシーンなどは本物のGT-R車内で撮影されているようでした。

残念ながらこのブルーのR34、2009年5月に保管してあった倉庫から盗難にあってしまったそうです[もうやだ~(悲しい顔)]

なお、「ワイルドスピード」のGT-Rについては以下の記事でも言及しておりますので、よろしければご覧下さい。

【関連記事】
☆「ワイルドスピード x2」および「ワイルドスピードMAX」のR34GT-Rについて
☆「ワイルドスピードMEGA MAX」のハコスカGT-Rについて

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さて、話を「ワイルドスピード」から戻して。

このスペシャルなGT-Rを唯一モデル化しているのが、毎度おなじみインターアライドの「PROSHOP CAR COLLECTION」シリーズ。

これまで発売された数あるR34ミニカーの中でも、「ライトニングイエロー」を取り上げたモデルはなかなか無いですね。僕が知る限り、他にはエムテックのR34だけかと思います。
実車でも前期モデルにしか存在しなかったカラーですし、色味が派手なだけに販売台数も多くないでしょうから、大変希少なカラーであります。

ヘッドライトにはきちんとアイラインが入っていて、実車同様に”細目”になっている点も注目です[目]
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特徴的なフロントのカナードも(お粗末ではありますが[たらーっ(汗)])装着され、横浜ゴム製の鋳造1ピースアルミホイール「AVS MODEL5」のデザインも忠実に再現されています。

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塗装の甘さが見受けられますが、当時のミニカーのレベルはこんなもんでした。エブロの登場以降、この10年で日本メーカーのミニカー造型レベルは格段に向上しましたね[グッド(上向き矢印)]

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このシリーズ、これまで4車種5台を紹介してきましたが、各車種ごとに実車調査がなされ、作り分けがきちんとできているのは ほんとに感心します。やはりコールドキャスト製なのが悔やまれますが、コストや使いまわしが利かないなどの観点からダイキャストモデルで金型を起こすのは難しいでしょうから、以前に比べて身近になったレジンモデルでの作り込みで再登場を願いたいものです。

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「独断と偏見」によるモデル評価

・プロポーション:★★☆☆☆
 C-WESTエアロのイメージは掴んでいますが、ボディーラインが少々甘く、塗装も厚塗りぎみ。

・レア度:★★☆☆☆
 数は少ないですが、マメに探せば発見可能です。

・プレミア(相場):★☆☆☆☆
 正直、微妙なところです[たらーっ(汗)]メジャーメーカーでないのもそうですが、日本人好みのエアロでないのかも。
 「VailSide」同様、個性的なエアロは、むしろ海外ウケするのかもしれませんね。
 もしかして、ボディーカラーも影響しているのでは…

※ご参考まで…
 現在の平均相場:「当時の定価」×「の数」


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