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第16回 ホビーフォーラム2011 [コラム]

「第16回 ホビーフォーラム2011」に行ってきました。2年ぶりの参戦です。ミニカーやプラモなどクルマホビーに特化したフリーマーケットで、僕の場合は超レアモデルを探しに行くというよりも、買いそびれたモデルや迷ってスルーしたモデルなどが格安で買えたら…といった、宝探し的な感覚で足を運んでおります。
今年の限定モデルはGT-R[exclamation]…ということで、少々体調がすぐれなかったのですが、早朝から頑張りました。

AM3:00
会場の横浜港大さん橋ホールに到着。全国的に有名かつ大規模な催しですから、先月の浜松(リンク)より気合十分で並びましたが…会場入口には誰もいませんでした[たらーっ(汗)]まぁ、遅れて後悔するよりはまだマシです。
ただ、夜景の綺麗なお土地柄でしょうか、こんなに深夜でも周りに人が絶えることはありませんでした。

(先月の浜松に続き、今回も会場一番乗りでした[あせあせ(飛び散る汗)]
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AM5:00
始発列車が動き始めた頃でしょうか。徐々に人が集まり始めました。一段と冷え込む時間帯でもあり、体調の良くない身体には少々応えました[ふらふら]

AM9:00
この時点で100人くらいの列でしょうか。列はこのあと建物頭上まで折り返し、最終的には開場前までに470人あまりの方が並ばれたそうです。

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AM9:35
整理券ゲット[exclamation]

(購入整理券。フレンドさんに1枚お借りしました)
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AM10:00
開場。オープンと同時にダッシュです。

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今回もまずはhpiブースへ直行。以前ご紹介したR32GT-R・3台セットのバラ売りなど魅力的なモデルが並んでいましたが、最近は購入を絞っているせいか触手が動くことはありませんでした。僕も大人になりました[あせあせ(飛び散る汗)]

(開場直後から大盛況でした)
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その後、広い会場をぐるっと見て回りましたが、残念ながら今回は特に目ぼしい掘り出し物はありませんでした。体調NGの影響で集中してお宝を物色できなかった感は否めません。

GT-R関連で気になったところでは、IWAYAの「SUPER SOUND ENGINE COLLECTION 1/10 NISSAN S20 1972(GT-R) 」(定価¥36,750)が¥10,000と大特価であったり、また以前に「NISMO BOX」の記事(リンク)でご紹介した初期ニスモボックスの'03GT-R・チャンピオンボックスが1台¥85,000[exclamation×2]で並んでいたのには驚きました。エブロのGT-Rでは最高峰に位置するモデルですが、さすがにちょっと手が出ないですね。

(IWAYAのS20エンジン。質感は日産アルティア製の方が上かな…会場で撮影[カメラ]してくるの忘れました[たらーっ(汗)]
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(プラモやレジンキット等、モデルクラブの完成作品も展示。ものすごく精巧な出来映えでした)
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プロモデルフィニッシャー・畔蒜(あびる)幸雄氏らのトークショーも。
(日産アルティア製・1/43精密スケールカーのR34GT-RとR30スカイラインはこの方の”作品”です)
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では、今回の釣果報告です。

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【hpi-racing】ニスモ R34 GT-R Z-tune Bayside Blue

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「第16回 ホビーフォーラム2011」メモリアルモデルで、限定数は会場販売70台+Web販売100台。実車のZ-tuneは専用カラーの「Z-tuneシルバー #KY0」のみでしたが(但し、例外が2台?在り)、本モデルのようにブルーのBNR34をZ-tuneエアロ仕様に仕立てて乗ってらっしゃるオーナーさんはかなりいらっしゃると思います。ニスモの限定アルミホイール(LM-GT4 Black Limited)がより一層レーシーさを際立たせている一台。限定モデルということでコレクターウケはもちろんですが、実車オーナーウケも良いモデルかと思います。

限定70台に対し整理券は1枚/人でしたが、引き換えされなかった在庫が12:00に放出されまして、結果2台ゲット。

この限定モデルについては実車詳細を交え、後日改めてご紹介します。(→ 記事リンク)

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釣果報告は以上です[ふらふら]今回の戦利品はこのモデルだけでした。
その代わりと言ってはなんですが、今後発売が予定されるhpiのGT-Rモデルについて情報を仕入れてきました。

すでに「MIRAGE MODEL CAR BLOG」でも告知のあった前期R34V-specのサンプルが展示されていました。ノーマルフロントバンパー左サイドに純正オプションのオイルクーラーエアーガイドが設けられた仕様で、特筆すべきはそのカラー。「ライトニングイエロー #EV1」および「アクティブレッド #AR2」は、1999年1月~2000年10月の2年間で製造された前期モデルにしか設定されなかったカラーで、実車でもなかなか見ない希少色。

(特にライトニングイエローは、レア中のレアです)
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おそらく実車ではあまり人気が無くて廃番になったボディーカラーなわけで、これらカラーのR34がモデル化されたのは、僕が記憶する限り1/43スケールでは「エムテック製のR34」か「インターアライド製のC-WEST R34」以外思い浮かびません。
エアーガイドの再現と希少カラーで既存のR34モデルとは差別化を図ってきたhpi、なかなかやりますな[わーい(嬉しい顔)]

ところで、MIRAGE BLOGにあったシルバー系(前期型では「アスリートシルバー #KV2」と「ソニックシルバー #KR4」の2種がありましたが、どちらのシルバー?)の同型モデルはどうなったのでしょう?

(12月頃、Web限定だそうです…)
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また、限定GT-Rモデルが期待できるイベントと言えば、12/4に富士スピードウェイで開催される「2011ニスモフェスティバル」は外せません。すでにエブロからは「MOTUL AUTECH GT-R 2011 Rd.2富士予選仕様車」がアナウンスされていますし、京商ビーズコレクションからも何かありそうです。例年、hpiからも日産と関連の深い車種が限定ミニカーとして登場していますが…ちなみに昨年は「R33GT-R LM」でした。

ご存知のように、現在hpiはR34ラッシュの真っ只中[exclamation]…色々と興味深いお話しを伺えましたが、はたして今年は[exclamation&question]
メーカー様の発表を楽しみに待つとしましょう[わーい(嬉しい顔)]

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体調が万全でなかったのが悔やまれるところですが、ホビーフォーラム限定GT-Rモデルを入手できましたので良しとしたいと思います。

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【第7回 カートイズミーティングin浜松限定】日産 スカイラインGT-R M-spec Nür (R34) ミレニアムジェイド [限定モデル]

Model
Nissan Skyline GT-R M-spec Nür (R34) Millennium Jade

Model No.
#8356
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2002年1月24日、日産はこの年の8月を以ってR34型GT-Rの生産終了を発表しました。これは「平成12年排出ガス規制」に適合しない車種の継続生産の猶予期限が切れることによるもので、同時に最終特別限定車となる「Nür (ニュル)」がM-specとV-specⅡに追加設定されました。
※「M-spec Nür」(車両価格:630万円)、「V-specⅡ Nür」(同:610万円)

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「Nür」仕様の大きな特徴は、何といってもそのエンジン。高い耐久性を誇るN1仕様のRB26DETTエンジンをベースに、ピストンやコンロッド組付け時の重量バランスの均一化を図り、量産エンジンとしては異例の高精度バランス化を実現。高回転域において、よりスムーズな回転フィーリングが得られるエンジンへとリファイン。専用のゴールドヘッドカバーの採用や、エンジンルーム内コーションプレートもゴールドとすることで、見た目にも特別な仕様のエンジンであることを演出。
さらには、フルスケール300km/hの専用スピードメーター、立体成形の専用グレードネームエンブレムの採用、またNür専用の特別塗装色としてミレニアムジェイドが設定されました。

なお、「M-spec Nür」はベイサイドブルーを、「V-specⅡ Nür」はシリカブレス(M-spec専用特別色)をカラーオーダーすることができませんでした。同じGT-RでもM-specとV-specⅡでは目指すべきクルマの方向性が異なっていますので、各々のグレードイメージを崩さぬようにとの配慮からカラーオーダーに制限があったものと考えています。

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当初、両グレード合わせて300台限定販売の予定でしたが、東京オートサロン会場でのお披露目以降(1月上旬)、新聞や雑誌などでも大きく取り上げられ、問い合わせが殺到。急遽500台に増産が決定したものの、それでも予約希望数に対応できないため、通常ラインナップのGT-R生産枠を限定車「Nür」の生産に充当する形で、最終的には1000台の生産が決定。発表日の1月24日には即日完売(発売日は2月26日)するという、第二世代GT-Rの劇的なラストを飾りました。

(日産自動車が保管所有するミレニアムジェイドのM-spec Nür)
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モデル名である「Nür」は、第二世代GT-Rが鍛えられたドイツ北西部にあるニュルブルクリンク・サーキット(Nürburgring)に敬意を表して名付けられました。1周が20.832km(北コース)、アップダウンが激しくその高低差はおよそ300m。超高速から超低速まで180を超える多種多様なコーナーが存在し、しかもその多くがブラインドコーナー。コース幅は狭く、路面は波打ち滑り易いといった過酷な条件が揃っており、世界屈指の超難関コースとして知られています。

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車両の総合的な性能がタイムに反映しやすいコースであることから、スポーツカーをはじめとする高性能乗用車の多くがこのコースで開発テストを行っており、お膝元であるBMWやポルシェはもちろんのこと世界の著名な自動車メーカー、最近では日本のメーカーも数多く見受けられます。今でこそ多くの日本車がこのコースに持ち込まれテストされていますが、1980年代当時の日本車で、ここニュルで開発を行っていたクルマはGT-Rくらいしか見当たりません。

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第二世代GT-Rの開発担当ドライバーであった加藤博義氏は、「初めてニュルにクルマを持ち込んだ時は、1周もロクに走れなかった。」と当時を回顧しています。日本でそれなりに造り込んできたクルマが、ここニュルでは全く通用しない。小手先では通用しないクルマ造りが要求されました。今なお名車の誉れ高いBNR32に始まる第二世代GT-Rが、ここニュルブルクリンクで鍛え上げられたのは紛れもない事実でした。

ちなみに余談ですが、開発初期のBNR32テスト車両は、ボディーデザインがまだ決定していないことも影響したのでしょうか、S13シルビアのボディーパネルが偽装されていたとのことです。

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「M-spec」は、乗り心地と上質感を重視した「大人のためのGT-R」という位置づけで、「V-spec」系グレードがサーキットでのタイムアタックを重視したモデルに例えるなら、M-specは「耐久レースのように数十周、数百周を重ねて、結果的にトップのポジションで駆け抜けることができるようなチューニングを施したモデル」であると日産は位置づけています。

M-spec専用に開発されたリップルコントロールショックアブソーバーは、特に公道では頻繁に感じる路面凹凸などの微小ストローク域にて高い振動吸収性を示す効果があり、公道走行における「接地性」を高め、結果として大きな「安心感」が得られる”しなやか”な足回りとなっていました。とは言っても、そこはGT-R。セダンのような柔らかさとは全く異質の”しなやかさ”であることをつけ加えておきます。

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また、一脚ごとに手縫い&張り込み加工を施したGT-R刺繍入りの専用本革シートも衝撃吸収性を高めた仕様となっており、前席にはシートヒーターを装備。ショルダー部には滑りにくいバックスキン調の高級生地「エクセーヌ(アルカンターラの旧称)」を採用。複雑な曲線をもつGT-Rのシートに本革をしっかりフィットさせるため、熟練した職人でさえ月に100脚、50台分を造るのがやっとという希少性の高い逸品が装備されていました。

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乗り心地、そして内装に至るまで、これまでの「速さ」を追求した方向性とは異なったアプローチの、まさに「大人のGT-R」と呼ぶにふさわしい仕上がりのM-spec。このM-specを総合プロデュースしたのが、かつて日産の「グループCカー」や「ル・マン24時間耐久レース」にて監督を歴任した、何を隠そう現行R35型GT-Rの開発総責任者でもある水野和敏氏。グローバルカーとしての使命を担う新世代GT-Rのコンセプトは、すでにこのM-spec開発段階から水野氏の頭の中にあったのかもしれませんね。

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今回ご紹介するGT-Rは、「第7回 カートイズミーティングin浜松」限定のhpi-racing製1/43「日産 スカイラインGT-R M-spec Nür (R34) ミレニアムジェイド」です。
一般店頭およびその他会場、Webでの販売も一切無い、完全な会場限定販売モデル。限定数200とありますが、実際は200にも満たない準備数だったようです。

(会場に掲示されていた告知ポスター。掲載モデルは試作品で、ウインカーの色など再検証が必要な開発段階)
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実際のモデルでは後期型R34の特徴でもあるクリアウインカーが装着され、リアテールの「M-spec Nür」エンブレムおよびGT-Rエンブレム、日産IDエンブレムにはエッチングパーツを使用。ステッカーやタンポ印刷とは異なる立体的な表現力は更なるリアリティーを生み出しています。Nür専用カラーであるミレニアムジェイドも鮮やかで、実車に近い綺麗な発色を再現しています。

(ゴールドっぽく写ってしまいましたが、実際はもう少しグリーン調です)
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全体の雰囲気やバランスは他社同型モデルに比べてより実車に近い完成度。実車ノーマルカーと比較すると車高が下がり気味で、ホイールも実寸法に換算すると19インチなんじゃないかと思うほど大きめですが、特に違和感は感じません。
個人的な感想を言えば、今回のようなノーマルカーはもう少し車高を上げても良かったんじゃないかと思います。新車卸したてのノーマルカーらしく、ちょっと腰高気味に。(あまり上げ過ぎると格好悪くなってしまいますが・・・)
その方が、今後登場するであろう車高の低いチューニングカーとの比較が楽しめて、メリハリが付くんじゃないかと。

(正面から。NACAダクトの無いアルミボンネットが特徴のM-spec。実車と見まごう完成度です)
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(バンパーに彫り込まれた「SKYLINE」ロゴおよびキーシリンダーのサイズに少々違和感を感じますね…)
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(ノーマルカーは車高上げ気味でも良かったんじゃないかと思います。まぁ、これはこれでカッコイイんですけどね…)
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(純正ホイールがフェンダー内に入り込んで”ツライチ”感が出てないあたりは、ノーマルカーらしくて好印象です)
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M-spec専用本革シートのデザインもきちんと再現しており、エクセーヌを使用したショルダー部の輪郭形状、ヘッドレストに刺繍されたGT-Rロゴも、小さいですがきちんと刻印してあります。細かいところですが、こういった拘りはマニア心をくすぐりますね。300km/hフルスケールメーターについては、目盛りが細か過ぎて確認できておりません。

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なお実車のM-specですが、シートヒーターが内蔵されていることもあり、バッテリーが強化されている寒冷地仕様車がベースとなっていました。寒冷地仕様車の場合、サイドミラーにもヒーターが内蔵されていたり、目に見えるところではワイパーデアイザー(フロントガラス下部に熱線ヒーターがあり、ワイパーが凍結固着するのを防ぐ装置)などが装備されています。細かいところですが、こういった他グレードとの差異ポイントをミニカーで見つけると、「よく(実車を)検証してるな~」と感心してしまいますね。

残念ながら今回のM-spec、さすがに[exclamation&question]ワイパーデアイザーまでは再現しきれなかったようです。

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生産数200の極少量ロットですから、¥12,000と少々割高になってしまうのは致し方ないところ。今回、このモデルを企画された担当者様にお話しを伺う機会がありましたが、このモデルが日の目を見るまでの道のりは、非常に大変だったようです。何度も企画が頓挫しそうになったと、仰っておられました。

少量ロットでの生産に対応して頂けるようメーカーとの交渉、日産のライセンス部門や「浜松市制100周年記念」を冠するためのお役所との打ち合わせ等、「製造元であるhpi様、日産自動車様、浜松市、そしてカートイズミーティング開催事務局の協力がなければ実現できなかったモデルです」と力説されておりました。そしてまさに、この担当者様のご尽力なくしては存在し得なかった「M-spec Nür」なわけです。

(カーボン台座の採用も、担当者様のこだわりです)
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同封のスペックシートは担当者様の自費製作品。記載内容やGT-Rロゴに至るまで、実車カタログを参考に日産のライセンス許諾を受けて製作したシートだそうです。沢山の文字が並ぶスペック表、小さな文字でもはっきり読めるようにとの配慮からオフセット印刷を採用したそうですが、コスト高は免れなかったそうで・・・

好きで始めたご自身のこだわり、日産ライセンス部門と何度もやり取りしながら完成にこぎつけたそうです。たかだか「紙切れ1枚」と言えばそれまでですが、担当者様のモデルに対する熱い想いの詰まったスペックシートです。

(「購入整理券」もご担当者様のお手製でしょうか?モデルと一緒に保管します)
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ところで、個人的に一番気になったのは、どうして限定モデルに「M-spec Nür」を選んだのか?ということ。

お伺いしましたところ、まず第一に製造元であるhpiの販売予定モデルと重複しないこと、そして限定モデルとして販売する以上、車種・数量を含めモデル自体に希少性を持たせたい、最後に担当者様ご自身いつかは所有したいと憧れる車種であったこと、が決め手となったそうです。第二世代GT-Rの集大成ともいえるBNR34の中でも、最も高額で最上級グレードに位置した「M-spec Nür」、いつかは僕も所有してみたい1台です。

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今回のイベントや「M-spec Nür」に対する満足度はもちろんですが、限定モデル製作の舞台裏をほんの少しですが垣間見ることができ、より一層このモデルに対する愛着が湧きました。来年度以降もこのイベントがより一層活性化するとともに、継続して「GT-R限定モデル」が登場することを願いつつ、締めくくりたいと思います。

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「独断と偏見」によるモデル評価

・プロポーション:★★★★★
 BNR34モデルとしては、現在最高峰に位置するモデルでしょう。
 Nür専用カラーであるミレニアムジェイドの発色も申し分なし。

・レア度:★★★★☆
 限定数200にも満たない超希少モデル。hpi製R34のフルコンプリートを目指すなら、絶対に外せないモデル。

・プレミア(相場):★★☆☆☆
 元々が高額なレジンモデルですので、現在のプレミアはこの程度。
 本当に欲しい人の手に行き渡ってしまえば、今後市場に出回る機会は減ってくるでしょう。
 
※ご参考まで…
 現在の平均相場:「当時の定価」×「の数」


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第7回 カートイズミーティング in 浜松 2011 [コラム]

10月9日の日曜日、「第7回 カートイズミーティング in 浜松 2011」に行ってきました。この手のイベント参加は久しぶりでしたが、どうしても手に入れておきたいモデルがありまして…早朝から頑張りました。

AM4:00
会場である浜松市総合産業展示館に到着。遠方からの参戦でしたので早めに出発してきたのですが、さすがにちょっと早過ぎだったでしょうか。。

(言わずもかな、会場一番乗りでした)
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AM7:00
日が射し始めて暖かくなってきた頃、ぽつぽつと人が集まってきましたが、それでもチラホラ程度。ちなみにこの時点で、僕のフレンドさんは皆さん集合しておりました[あせあせ(飛び散る汗)]
ちょうどこの日はF1日本GPとのバッティングだったのですが、前日に可夢偉限定F1モデル、この日にカートイズ限定モデルと2連チャンで早朝から並び、これからトンボ返りで鈴鹿GP決勝観戦と、超強行スケジュールのフレンドさんがいらっしゃいました[冷や汗]脱帽です。

AM9:00
建物内で待機させていただくことに。この時点で「9:45に整理券配布」のアナウンス。そして、かなりの数の人・ヒト・ひと[exclamation×2]

AM9:45
整理券ゲット[exclamation]これで一安心。

(この整理券のために頑張りました)
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AM10:00
開場。シャッターオープンと同時に先陣をきって飛び込みましたが、真ん前に某国営放送のカメラ[映画]が。ローカル放送で映り込んだのは間違いないと思います。

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まずはhpiブースへ直行。
メーカーからの掘り出し物が格安で購入できるとあって、ほぼ全員がhpiブースに向ったのではないでしょうか。先頭で一番初めに全てのモデルをチェックできましたが、個人的には全て所有しているGT-Rモデルばかり&特に安かった訳でもなかった[あせあせ(飛び散る汗)]ので、すぐにフェードアウト。その他、個人出品のショップを丁寧に見て回りました。

(なかなかの盛況ぶり)
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徘徊中に発見したGT-Rモデルをご紹介。

以前にチラっとご紹介したニスモボックスのZ-tuneプロト(オートアート製 1/18)がありました。実はこのGT-R、2004年のニスモフェスティバル限定モデルで、限定数500台の貴重品。プライスはほぼ定価の¥13,000。はっきり言って買いですよ。
以前に某オークションでウォッチしてたら¥30,000オーバーしてた代物です[あせあせ(飛び散る汗)]さすがにちょっとヒートし過ぎ[いい気分(温泉)]なんじゃないかと、思いましたけど。。
皆さんこのモデルの素性を知ってか知らずか…意外と売れずに残っていましたね。

(Ver.2003のZ-tuneプロトで、Ver.2001を再現しているオートアート市販モデルとは若干仕様が異なっています)
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実は今回、正直あまり期待していなかったのですが、思わぬ掘り出し物をゲットできました。
それでは、今回の戦利品をご紹介させて頂きます。

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【hpi-racing】日産スカイラインGT-R M-spec Nur(R34) Millennium Jade

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「カートイズ・ミーティング in 浜松 2011」限定モデル。限定数200台で一般店頭およびWeb販売一切なしの会場限定モデル。このモデルのために頑張りました。どうしても限定モデルには弱いです[あせあせ(飛び散る汗)]
ぶっちゃけてしまいますが、正直、GT-R以外の車種が限定モデルだったらまず人は集まらなかったでしょう。しかもその中でも群を抜く人気のR34をチョイスしたからこそ、これだけの人が集まったのだと思います。このモデルを企画された方のご尽力があってはじめて実現したモデルと言えるでしょう。

(カートイズミーティング限定の証し)
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この限定モデルについては、近日中に詳細(→ 記事リンク)をご紹介します。このモデルを企画担当された方からのお話しも色々と伺えましたので、併せてご紹介できればと思います。

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【hpi-racing】カルソニックスカイラインGT-R(#2) 1993.Aug SUZUKA

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JGTC黎明期に登場したR32GT-R。市販車の面影を色濃く残したGr.A車両とは異なり、空力を意識したド派手なエアロが印象的。「Gr.A車両を無理やりGTカーにした」と言う表現が正しいかもしれません。長らくモデル化されることのなかった、非常にマイナーでマニアックな車両です。
hpiからは参戦時期の違いによって計4種のバリエーションが展開されています。近頃発売された”1993.Oct FUJI”は比較的潤沢に市場在庫がありますが、それ以前に発売された先発の3種は生産数が非常に少なく、現在でもプレミアが付いております。今回ゲットしたモデルはその中の1台。

このモデルを発見したのはhpiブースではなく、個人出店のブース。しかも開場からそこそこ時間が経った、良さげなモデルはほぼ売れて無くなり始めた頃の時間帯。ポツっと卓上にありまして…しかも¥4,000[ぴかぴか(新しい)]

一瞬、目を疑いました[目][exclamation&question]なにしろ、定価¥13,440+α(プレミア)の逸品です。皆さん”1993.Oct FUJI”と勘違いされてスルーしてたのでしょうか?…無論、即買いです。超Luckyでした。

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【EBBRO】ロックタイト・ニスモGT-R
【EBBRO】ALTIA GT-R N1

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この2台、実はすでに所有しているのですが、長年の展示で色が少々劣化してきておりました。外箱を含めモデル自体の程度がかなり良く、さらにはお求めやすい価格。セットで購入するということで値切り交渉。少々安くしてもらいましたのでついつい衝動買いしてしまいました。1台¥3,250。

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【DISK KONE】日産スカイラインGT-R(R34) V-spec Metallic Blue

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以前に「この記事」(リンク)にて、このモデルだけ入手できていない旨を記述いたしましたが、ついにゲットできました。ディスクコーン(DK)とは、エブロのトイザらス向けOEMブランドを指します。DK箱のR34でもホワイトやシルバーはたまに見掛けるのですが、このブルーだけはなかなか見ないんですよ。やっぱりイメージカラーは人気がありますね。
単なる「エブロの外箱違い」と言えばそれまでですが、個人的には、今回ゲットしたモデルの中で一番の収穫といっても過言ではないほど探していたんですよ~[わーい(嬉しい顔)]

(展示されずに机下にあった段ボールの中から発掘しました)
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¥3,000と特に安かった訳でもないのですがコンディションは完璧。コレクションを始めた当初、トイザらスでこのモデルを何度も手にしておきながらどうして購入しなかったのか・・・どこか後悔の念を抱いておりましたが、これでスッキリです。「R34ミニカー・フルコンプリート」にまた一歩近づきました。
※このモデルの詳細につきましては、上記リンクをご参照下さい。

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限定モデル”のみ”狙いで浜松に出陣いたしましたが、思わぬ掘り出し物をゲットでき、有意義な時間を過ごせました。カートイズミーティング開催事務局の皆さま、そして今回の参戦にあたりサポート頂いたフレンドの皆さま、ありがとうございました。次回も期待しております。

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『香港模型車求道記』 [コラム]

久々の更新です。

8月上旬、親類のいる香港へ遊びに行ってきました。 せっかく行くのだからということで観光以外にミニカー屋も探索。いくつか戦利品をGetしてきましたので、香港のミニカー事情を交えてご紹介します[わーい(嬉しい顔)]

「100万ドルの夜景」というやつでしょうか
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(エアコンの室外機が今にも落ちそうで…ベランダなんて無くて、壁に直付けです[たらーっ(汗)]
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それらしく”広東語ちっく”なブログタイトルにしてみました[あせあせ(飛び散る汗)]
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さて、香港のミニカーメーカーと聞いて真っ先に思い浮かぶのは「オートアート」。ということで、 香港島の湾仔(ワンチャイ)近郊にあるオートアート・ショールームへ。 基本的には最新モデルばかりで掘り出し物はなかったのですが、綺麗に陳列されたモデルをしばし観賞。

(店内撮影[カメラ]の許可を取りました)
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今回オートアートを訪問するにあたり、日本国内での入手が困難になってきた「1/43 スカイラインGT-R V-specⅡ R34 (ベイサイドブルー)」の現地入手を目論んでいましたが…こちらのミッションはNGでした[もうやだ~(悲しい顔)]
前期型R34のベイサイドブルー[1999]は今でもよく見かけるのですが(このショールームにも在庫ありました)、NACAダクト付きの後期型V-specⅡで、しかもベイサイドブルーだけは何故か最近見なくなりました。

(1/43モデルのショールーム在庫)
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せっかく来たのに手ブラで帰るのもなんだし…ということで、記念に”GT-R純正ホイールのキーホルダー”を購入。「R32とR33、そしてR34(ニューバージョン)は最近発売されたばかり」と店員。R34のみ以前からありましたが、今回のニューバージョンからGT-Rエンブレムをかたどった小さなプレートが新たに付いたとのこと。

(ランボルギーニ、トヨタ2000GTのホイールもありました)
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(商品を入れてくれた袋も布製で、なんともお洒落でした)
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日本未発売の商品で自慢できると思っていたところが、帰国後ちょうど、日本でも予約が開始された旨の案内[もうやだ~(悲しい顔)]
なお日本での発売は10月予定らしいので、それまでは大いに自慢させて頂きます[わーい(嬉しい顔)]
価格は現地の香港ドル(HK$)でHK$80。HK$1がだいたい¥10ですから(2011年8月現在)、1個¥800程度。日本では1個¥1200で販売される模様。。安い!

(左から、R32GT-R、R33GT-R、R34GT-R・ニューバージョン、R34GT-R・旧バージョン)
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次に湾仔駅の南側、”路地裏の商店街”的雰囲気を醸し出す太原街へ。本格的にミニカーを扱う玩具店が1軒(HUNG HING TOYS)ありました。トミカが多かったものの、香港オリジナルの特注モデルやエブロ、hpiも多数。

(右側奥の「鴻興玩具」と看板のあるお店が「HUNG HING TOYS」)
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価格相場は、エブロのGTマシンで大体HK$390前後。日本では定価で¥6000近くする一品ですから、かなり安い。一昔前のエブロは全てこのくらいの値段だったのですがね・・・最新モデルの2011シーズン「S-Road MOLA GT-R」もすでに店頭に並んでいました。
香港は”ばったもん”が有名ですからフェイク品かどうかチェックしてみましたが、どうやら本物っぽいです。製造元(中国)からの横流しでしょうか?

(トミカは”専門外”なんで、よく分かりませんでした[たらーっ(汗)]
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ここで気になったGT-Rが、画面左下に見えるhpi製R32ホワイトのカーボンボンネット仕様(HK$399)。先日、スカイラインフェスティバル2011現地会場とWebでのみ限定200セットが販売されたスペシャルカラーのR32・3台セット(ホワイト・カーボンボンネット、パープルメタリック、ワインレッド)のうちの1台。

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¥3990とかなりお値打ち。日本では定価換算で¥5000(3台セット¥15000で販売)、いまはプレミアが付いて¥8000くらい?になってる代物。 同じセットのパープルだったら即購入したのですが・・・このお店での購入は我慢。

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場所を九龍半島に移し、ヤウマティ(油麻地)の窩打老道と登打士街が交わる辺りは模型店が密集していました。 ラジコンショップが結構多いのですが、ミニカーショップもちらほら。
まずは「MODEL CAR EXPO」へ。ここは結構有名で、「香港」+「ミニカー」で検索すると結構ヒットしてきます。僕が訪れた時も、コレクターと思しき方々(日本人ではない)が団体様で来店していました。

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品揃えは日本と同等レベルでしょうか。日本で完売になったモデル目当てに行きましたが、レア物は無かったです[もうやだ~(悲しい顔)] ただ、このお店でも上述の(HUNG HING TOYS)でご紹介したR32限定セットがバラで販売されていました。しかも3種類とも全て在庫。

問題はお値段(HK$550)。前のお店より¥1500程度割高。。[もうやだ~(悲しい顔)] でも、欲しかったパープルはここでしか買えなそうなので、お買上げしてしまいました。

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次に、「潮流地域」というアーケード内にある「Model's Pro」 へ。品揃えは標準ながら、RAI'Sの「R34埼玉県警覆面パトカー」など日本では見掛ける事が少なくなってきた掘り出し物もチラホラ。 このショップの店員は若くて、エブロのGT-Rを自分流に改造したりしていたりと、少々話し込んでしまいました。

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(ホイールをBBS仕様に変更、ボディーは再塗装してモールドの墨入れも追加工してありました)
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さっそく、ここで気になったGT-Rがコレ。

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昨年末に発売になったプレイステーション3ソフト「グランツーリスモ5」のコレクターズ・エディションにのみ付属していたR35GT-Rのステルスモデル仕様です。
このコレクターズ・エディションは日本未発売の限定パックで、北米でのみ販売がなされたもの。ミニカーは京商製のR35がベースで、この限定パックの為だけに製作された非売品モデル。
日本でも一部のショップで並行輸入品がごく少数販売されましたが、すぐに完売。オークションでもなかなか見ないですし、これは買いでしょう。

お値段、HK$368…予想してたより安いんですけど[たらーっ(汗)]
即、お買い上げしてしまいました。

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やはりこの近辺にある「WING JET MODEL」 へ。
品揃えはそこそこですが、一つ珍しいモデルを発見しました。一見、普通のオートアートR34(前期)ですが、日本発売のモデルとは微妙に違いました。

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違いは、①左右ドアに窓ガラスパーツがあって、②フロントのGT-Rエンブレムが立体成型パーツになっている点。後年発売された後期アップグレードモデルではこれらポイントは標準装備なのですが、生産初期の前期モデルでこの仕様は極めて稀。

(ドアを固定している帯状のプラ梱包材、窓ガラスの無い日本発売モデルでは室内を通るように巻かれています)
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値段はHK$590…R34はバリエーション違いを含め、フルコンプリートしたいところでしたが。。
しばらく悩んだ末に、購入は見送りました。

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その他

移動中の2階建てバスより。
タクシーの上にF1マシンが!

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たまにこんな感じで色んな宣伝タクシーが走っていたりと、日本とは違う文化に驚いたり…楽しい香港滞在でした。

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最後に、今回訪れたショップの場所(地図)を載せておきます。僕も行くまでの情報探しに大変苦労しましたので、少しでもお役に立てれば幸いです。

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A
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AUTOart Collection Limited: G/F., 170 Gloucester Road, Wanchai, Hong Kong

B
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Hung Hing TOYS
YAT SING TOYS
その他、2~3件ほどの玩具店が隣接

C
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Model Car Expo: 37A Waterloo Road, Mongkok, Hong Kong
Model’s Pro: G/F, No.1, Kwong Wa Street, Young City, Shop G2B, Mongkok, Kowloon, Hong Kong
WING JET MODEL


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NISMO BOX [コラム]

久しぶりの記事投稿になります。この2ヶ月ほどTOEICのスコアアップに向けて集中的に勉強しておりました[あせあせ(飛び散る汗)]
やっと試験から解放されましたので、ブログ再開です[exclamation]

ブランク明け、何を書こうか大変迷いましたが…色々調べ出すと止まらない凝り性ゆえ、そして2ヶ月のブランクなのか、なかなか記事がまとまりません。

今回はモデル個々の詳細紹介はお休みさせて頂き、GT-Rミニカーを取り巻くバリエーションについてご紹介させて頂こうと思います。今後、当ブログにて度々登場するキーワードになりますので、予備知識としてご留意いただくと、より一層当ブログをお楽しみ頂けるかと思います。

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当ブログでも紹介しきれないほど沢山のGT-Rミニカーが存在していますが、GT-Rはもちろん日産レーシングマシンのミニカーを語る上で外せないのが「ニスモボックス」です。通称「ニスモ箱」とも呼ばれ、既製のミニカーあるいは完全オリジナルのミニカーをニスモ専用パッケージに納めた特注モデルを指します。

(とりあえず手元にあった数台を撮影)
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ニスモ(NISMO)は「ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル」の略称であり、日産のモータースポーツ活動全般を統括するメーカー直系ワークス部門のことで、言わば「日産レーシングの総本山」。つまり、ここが太鼓判を押したミニカーということです。

ニスモフェスティバルやオートサロン等々ニスモブースが出展されるイベント、日産グローバル本社ギャラリーにある「日産ブティック」をはじめ全国の日産直営ギャラリー、そして日産オンラインショップ(旧「NISMO WEB DIRECT」)でのみ入手が可能ですが、潤沢に在庫が残っている場合には一部有力ミニカーショップに出回ることがあります。

(サイズバリエーションも豊富で完全オリジナルの限定モデルも…このZ-tune[1/18]もそこそこレアなアイテム)
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全く以って余談ですが、横浜みなとみらい地区にある日産グローバル本社ギャラリー。ここはミニカーやグッズ販売はもちろん実車の展示やイベントも充実していて、見学に疲れたら軽食もとれるCafeも併設されるなど充実のプレイスペースですよ。かなりオススメです。

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さて、「NISMO BOX」人気の要因としては、
☆通常のパッケージに比べて断然カッコイイ(取り出さずに箱のまま飾ることを想定している)
☆市販モデルには無い完全オリジナルモデルがある
☆モデルごとにパーツNo.が割り振られ、ニスモ純正パーツとして扱われている
☆限りなく少ない販売数による希少性

などが挙げられるでしょうか。

(1台1台にニスモ純正パーツを示すラベルが。これはニスモの実車パーツに貼られているものと全く同じラベルです)
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完全オリジナルモデルもありますが、大抵は市販のモデルと全くの同一品ですから、外箱パッケージが違うだけで¥1000近く割高になるのは(しかも定価に対して)なんとも微妙[もうやだ~(悲しい顔)]なところですが…

にもかかわらず…です。

通例、日産オンラインショップ[パソコン]での限定ニスモボックス販売は、平日の15:00からと中途半端な時間なのですが、GT-Rなどの人気車種は販売開始から5分もしないうちに「Sold Out」になるなど、凄まじい争奪戦が繰り広げられています。

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現在のデザインは、アルミヘアラインにカーボン地を組み合わせたニスモのブランドイメージに統一されていますが、ごく初期の頃にはトリコロールカラーを基調にしたニスモボックスも存在しています。

(上)旧ニスモボックス、(下)現行ニスモボックス
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現在ほどモデルカー人気が無くて販売数が極端に少なかった、特に2003年以前の初期ニスモボックスはなかなかお目にかかれない状況です。

(ある意味「最高峰」を並べてみました[ぴかぴか(新しい)]
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なお、カルソニックやhasemi、KONDOレーシングなどのニスモ直系以外のサテライトチームやストリートカーは、ニスモボックスではなく「NISSAN BOX」での販売となるようです。もちろん日産純正パーツとして扱われ、販売数も限りなく少ないのはニスモボックスと同様です。

(このカルソニック「NISSAN BOX」は販売開始3分で完売[がく~(落胆した顔)]準備数は限りなく少なかったと思われます)
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最近の日産は版権管理が厳しいため、「NISMO BOX」あるいは「NISSAN BOX」の許に販売されるにはモデル自体の高いクオリティーはもちろんのこと、細かいディテールに至るまで日産サイドから注文・変更が及ぶようですし、また縁故的な政治力も必要なのかなぁ~と思ったりもしています。


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