【Goods】JGTC2003 Rd.8 鈴鹿 ”GT-R FOREVER”キャップ [関連グッズ]
Model
JGTC2003 Rd.8 SUZUKA "GT-R FOREVER" cap
Model No.
Not for sale
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6月に入り何かと忙しく過ごしております。当ブログの更新もままならず、楽しみに読んでくださっている方々には大変お待たせしてしまっている次第であります。
現在部屋に陳列しているGT-Rミニカーのほとんどが、訳あってR34型ばかり。ハコスカにケンメリ、R32、R33、R35のGT-Rは押し入れに山積み状態でありまして、思い立ってすぐに写真を撮れないもどかしさ…これまでR34GT-Rのご紹介が多かったのも、実はこの為であったりします
これから徐々に歴代GT-Rを押し入れから引っ張り出してきますので、ご期待下さい。
さて、今回ご紹介するGT-Rは、ミニカーではなく関連グッズとなります。当ブログ初のGT-Rグッズ紹介です。
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全日本GT選手権 第8戦 SUZUKA GT300km
2003年11月16日、鈴鹿サーキット(三重県)
前夜から三重県中部に降り出した雨は夜半過ぎまで止まず、この日朝の路面コンディションはウェット、コースには霧が立ち込めていた。しかし、空は日の出とともに次第に晴れ上がり、フリー走行が始まる前に霧は消え去っていた。このまま晴天が一日続き、気温は11月中旬にもかかわらず20℃前後まで上昇するだろうとの予報。
2003シーズンのJGTCシリーズ「チームチャンピオン」、「ドライバーチャンピオン」争いは、ともに最終戦鈴鹿ラウンドまでもつれ込んでいた。
最終戦を残し、ニスモはかろうじてチームタイトル・ランキングトップ。ランキング2位のESSO TOYOTA Team LeMans(#1スープラ)が決勝で2位以内となり、かつ予選3位以内、決勝中のベストラップ3位以内となっても、#22、#23 GT-Rのいずれかが4位以内に入賞すれば、ニスモのチャンピオンタイトル獲得となる。
一方ドライバー部門は、ランキングトップの脇阪寿一/飯田章組(#1スープラ)とランキング2位の本山哲/ミハエル・クルム組(#23 GT-R)、この2台の一騎打ちに注目が集まっていた。本山組は、脇阪組がノーポイントでも、最低でも6位以内(予選3位以上、決勝ベストラップ3位以内のいずれかをマーク)でゴールする必要があり、いずれにしても脇阪組より上位でフィニッシュしなければならない。
ニスモにとってタイトル奪取に向け気合いの入ったこの最終戦は、またBNR34型スカイラインGT-Rのファイナルレースでもあった。その心意気を示すかの如く、決勝当日の朝からニスモのドライバーやチームスタッフは「GT-R FOREVER」と刺繍された赤い記念キャップを被り、静かに闘志を燃やしていた。
(本山哲選手 with "GT-R FOREVER" Cap)
決勝レース前には、全国から応募してきた150台もの歴代スカイラインGTオーナーカーがパレード走行を行い、ニスモピット前に陣取った日産応援団席には、日産チームカラーの赤いウェアを着たファンや応援の小旗・タオルを手にしたサポーターが続々と集まってきていた。
あとは、決勝レースで3台のGT-Rが結果を出すだけとなった。52周/300kmの決戦は、PM2時にスタートした。。
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今回ご紹介するのは、JGTC2003最終戦・鈴鹿ラウンド決勝にてニスモ関係者および一部ファンに配布された「GT-R FOREVER キャップ」です。当ブログ初投稿記事にもチラッと写ってましたので、見覚えある方もいらっしゃるのでは。
当ブログのタイトルトップ画像でも、ニスモ&カルソニック全スタッフが赤いキャップを被って記念撮影に臨んでいるのが確認できますね。
ニスモのチームカラーであるレッドを基調とし、正面にはBNR34型の「GT-Rロゴ」と”FOREVER”の刺繍。左サイドに”GT-R Final Race”そして”Rd.8 SUZUKA”の文字、バックに「日産70周年記念ロゴ」の刺繍が施されています。
まさに2003シーズンの「GT-Rスピリッツ」を象徴するかのようなこのキャップ、のちにニスモからレプリカも発売され、当時は大変人気の一品でした。
レプリカ品は、正面の「GT-R FOREVER」ロゴは同一としながらも、①左サイドを”NISSAN”の刺繍に変更、②バックを「03 CHAMPIONロゴ」の刺繍に変更し、加えて、③オリジナルでは無地の右サイドに”NISMO”の刺繍が追加されています。
なおレプリカ品にはキッズサイズも用意されていました。下記は当時の商品情報です。
・GT-Rキャップ[99904-RNGTR] サイズ:64cm、カラー:レッド、綿100% ¥3,360(税込)
・GT-Rキャップ・キッズ[99904-RNGTR-KD] サイズ:54cm、カラー:レッド、綿100% ¥2,940(税込)
(現在は絶版となっておりますので、問い合わせはご遠慮くださいね)
オリジナルとレプリカ、どちらが本物というわけではなく、最終戦・鈴鹿の熱気と興奮が詰まった「FOREVER Cap」は、特にR34型GT-Rフリークにとってはどちらも垂涎の逸品です。
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「独断と偏見」によるモデル評価
・プランニング:★★★★★
チーム一丸となって勝ち取った2003シリーズチャンピオン。その団結を象徴するスタッフお揃いのキャップ。
ニスモフリーク、'03GT-Rフリークにとっては憧れの逸品です。
・レア度:★★★★☆
数は少ないですが、根気よくオークション出品を待ちましょう。
・プレミア(相場):★★★★☆
レプリカ品も人気ですが、やはりオリジナルのFOREVERキャップは希少性もあり、人気は数段上でしょうか。
分かる人には分かる、価値あるキャップです。
※ご参考まで…(非売品のため、今回は下記の目安は当てはまりませんのであしからず)
現在の平均相場:「当時の定価」×「★の数」
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
JGTC2003 Rd.8 SUZUKA "GT-R FOREVER" cap
Model No.
Not for sale
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6月に入り何かと忙しく過ごしております。当ブログの更新もままならず、楽しみに読んでくださっている方々には大変お待たせしてしまっている次第であります。
現在部屋に陳列しているGT-Rミニカーのほとんどが、訳あってR34型ばかり。ハコスカにケンメリ、R32、R33、R35のGT-Rは押し入れに山積み状態でありまして、思い立ってすぐに写真を撮れないもどかしさ…これまでR34GT-Rのご紹介が多かったのも、実はこの為であったりします
これから徐々に歴代GT-Rを押し入れから引っ張り出してきますので、ご期待下さい。
さて、今回ご紹介するGT-Rは、ミニカーではなく関連グッズとなります。当ブログ初のGT-Rグッズ紹介です。
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全日本GT選手権 第8戦 SUZUKA GT300km
2003年11月16日、鈴鹿サーキット(三重県)
前夜から三重県中部に降り出した雨は夜半過ぎまで止まず、この日朝の路面コンディションはウェット、コースには霧が立ち込めていた。しかし、空は日の出とともに次第に晴れ上がり、フリー走行が始まる前に霧は消え去っていた。このまま晴天が一日続き、気温は11月中旬にもかかわらず20℃前後まで上昇するだろうとの予報。
2003シーズンのJGTCシリーズ「チームチャンピオン」、「ドライバーチャンピオン」争いは、ともに最終戦鈴鹿ラウンドまでもつれ込んでいた。
最終戦を残し、ニスモはかろうじてチームタイトル・ランキングトップ。ランキング2位のESSO TOYOTA Team LeMans(#1スープラ)が決勝で2位以内となり、かつ予選3位以内、決勝中のベストラップ3位以内となっても、#22、#23 GT-Rのいずれかが4位以内に入賞すれば、ニスモのチャンピオンタイトル獲得となる。
一方ドライバー部門は、ランキングトップの脇阪寿一/飯田章組(#1スープラ)とランキング2位の本山哲/ミハエル・クルム組(#23 GT-R)、この2台の一騎打ちに注目が集まっていた。本山組は、脇阪組がノーポイントでも、最低でも6位以内(予選3位以上、決勝ベストラップ3位以内のいずれかをマーク)でゴールする必要があり、いずれにしても脇阪組より上位でフィニッシュしなければならない。
ニスモにとってタイトル奪取に向け気合いの入ったこの最終戦は、またBNR34型スカイラインGT-Rのファイナルレースでもあった。その心意気を示すかの如く、決勝当日の朝からニスモのドライバーやチームスタッフは「GT-R FOREVER」と刺繍された赤い記念キャップを被り、静かに闘志を燃やしていた。
(本山哲選手 with "GT-R FOREVER" Cap)
決勝レース前には、全国から応募してきた150台もの歴代スカイラインGTオーナーカーがパレード走行を行い、ニスモピット前に陣取った日産応援団席には、日産チームカラーの赤いウェアを着たファンや応援の小旗・タオルを手にしたサポーターが続々と集まってきていた。
あとは、決勝レースで3台のGT-Rが結果を出すだけとなった。52周/300kmの決戦は、PM2時にスタートした。。
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今回ご紹介するのは、JGTC2003最終戦・鈴鹿ラウンド決勝にてニスモ関係者および一部ファンに配布された「GT-R FOREVER キャップ」です。当ブログ初投稿記事にもチラッと写ってましたので、見覚えある方もいらっしゃるのでは。
当ブログのタイトルトップ画像でも、ニスモ&カルソニック全スタッフが赤いキャップを被って記念撮影に臨んでいるのが確認できますね。
ニスモのチームカラーであるレッドを基調とし、正面にはBNR34型の「GT-Rロゴ」と”FOREVER”の刺繍。左サイドに”GT-R Final Race”そして”Rd.8 SUZUKA”の文字、バックに「日産70周年記念ロゴ」の刺繍が施されています。
まさに2003シーズンの「GT-Rスピリッツ」を象徴するかのようなこのキャップ、のちにニスモからレプリカも発売され、当時は大変人気の一品でした。
レプリカ品は、正面の「GT-R FOREVER」ロゴは同一としながらも、①左サイドを”NISSAN”の刺繍に変更、②バックを「03 CHAMPIONロゴ」の刺繍に変更し、加えて、③オリジナルでは無地の右サイドに”NISMO”の刺繍が追加されています。
なおレプリカ品にはキッズサイズも用意されていました。下記は当時の商品情報です。
・GT-Rキャップ[99904-RNGTR] サイズ:64cm、カラー:レッド、綿100% ¥3,360(税込)
・GT-Rキャップ・キッズ[99904-RNGTR-KD] サイズ:54cm、カラー:レッド、綿100% ¥2,940(税込)
(現在は絶版となっておりますので、問い合わせはご遠慮くださいね)
オリジナルとレプリカ、どちらが本物というわけではなく、最終戦・鈴鹿の熱気と興奮が詰まった「FOREVER Cap」は、特にR34型GT-Rフリークにとってはどちらも垂涎の逸品です。
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「独断と偏見」によるモデル評価
・プランニング:★★★★★
チーム一丸となって勝ち取った2003シリーズチャンピオン。その団結を象徴するスタッフお揃いのキャップ。
ニスモフリーク、'03GT-Rフリークにとっては憧れの逸品です。
・レア度:★★★★☆
数は少ないですが、根気よくオークション出品を待ちましょう。
・プレミア(相場):★★★★☆
レプリカ品も人気ですが、やはりオリジナルのFOREVERキャップは希少性もあり、人気は数段上でしょうか。
分かる人には分かる、価値あるキャップです。
※ご参考まで…(非売品のため、今回は下記の目安は当てはまりませんのであしからず)
現在の平均相場:「当時の定価」×「★の数」
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
【第42回 静岡ホビーショー 京商ブース限定】日産 スカイラインGT-R (R34) クロームメッキ [限定モデル]
Model
42nd Shizuoka Hobby Show 2003
Model No.
Not for sale
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毎年のゴールデンウィーク明け頃、ホビー業界を代表するビッグイベント「静岡ホビーショー」が開催されています。2011年は記念すべき第50回大会で、5/12~15の4日間で開催されました。会期前半は問屋や販売店向けの新商品説明や商談に限られ、会期後半の週末に一般公開がなされています。
プラモデル・ラジコン模型・鉄道模型等の模型玩具見本市で、今後各メーカーから発売が予定されているニューモデルが一堂に展示されており、僕にとっては、近い将来の限られた資金の使い道を見定める重要なイベントでもあります…というのは半分冗談ですが(笑、これから発売が予定されるモデルを見ているだけでもワクワクしてきますね。
今年のホビーショーでは、長年絶版モデルと化していたオートアート製1/18「R34 GT-R Z-tune」のマットブラック&マットホワイトや、エブロP-4からは2000および2001シーズンのR34GTカーなどが出展され、2011年も充実したGT-Rミニカーの登場が期待できそうです。
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今回ご紹介するGT-Rは、2003年5月15日から18日に開催された「第42回 静岡ホビーショー」の京商ブースにて、問屋や販売店等々の関係者にのみ配布された非売品モデル、クロームメッキの1/64ビーズコレクション「スカイラインGT-R(R34)」です。
京商は、年2回のホビーショー(静岡・東京)をはじめ、今は亡き京商フェア、ニスモフェスティバル等のイベント限定モデルとして”クロームメッキのビーズコレクション”を用意してくるのが もはや定番です。
モデル車種の選定は、トヨタ、ニッサン、ホンダ、マツダと様々ですが、日産車(GT-R、Z)の配布は静岡ホビーショーに集中しています。今回のR34は、これら限定メッキモデルの先駆け的な存在であり、ノベルティーとして配布された最初の年のモデルになります。ちなみに今年の静岡ホビーショー限定モデルはオレンジメッキを施した「ランボルギーニ イオタ SVR」で、会場での当日配布ではなく、後日、問屋向けに配られたようです。(限定数1008台)
1/64ビーズコレクションのR34GT-Rをベースに、ウインカーとホイールの色から判断して実車では前期モデルにあたるミッドナイトパープルⅡをモチーフにパープルメッキが施され、台座にはホビーショー開催年度が記載されています。
タイヤサイズに違和感を感じるものの、このサイズでこの再現力、のちに続く「サークルKサンクス限定ミニカー」の人気からも、このサイズにおける京商のアドバンテージが伺い知れます。
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都合、3台所有していますが、各々メッキの質感が異なっています。市販モデルであれば間違いなく品質NG扱いでしょうが、所詮、無料配布のサンプルモデルだからでしょうか、メーカーもあまり気にしてないご様子。なお、近年配布される限定メッキモデルの品質は安定してるようですので、ご心配なく。
(ピンク、パープル、ダークパープル…)
クロームカラーシリーズのGT-RはR34以外にも複数モデル化されておりますので、追ってご紹介させて頂きます。
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「独断と偏見」によるモデル評価
・プロポーション:★★☆☆☆
1/64サイズでこの再現力、コレクションに耐えうるクオリティー…スモールサイズミニカーの常識を変えました。
大御所・PMA(ミニチャンプス)も1/64サイズを展開し始めましたし、まさに業界に一石を投じたシリーズかと。
実車には存在し得ないクロームカラー仕上げですが、限定モデルとしての存在感は抜群です。
・レア度:★★★☆☆
一般流通してないモデルですが、オークションやショップ等、こまめにチェックすれば発見は可能。
・プレミア(相場):★★★☆☆
非売品モデルで人気のR34ですが、オークションでもコンスタントに見かけますので、相場はこれくらいでしょうか。
※ご参考まで…(非売品のため、今回は下記の目安は当てはまりませんのであしからず)
現在の平均相場:「当時の定価」×「★の数」
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
42nd Shizuoka Hobby Show 2003
Model No.
Not for sale
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毎年のゴールデンウィーク明け頃、ホビー業界を代表するビッグイベント「静岡ホビーショー」が開催されています。2011年は記念すべき第50回大会で、5/12~15の4日間で開催されました。会期前半は問屋や販売店向けの新商品説明や商談に限られ、会期後半の週末に一般公開がなされています。
プラモデル・ラジコン模型・鉄道模型等の模型玩具見本市で、今後各メーカーから発売が予定されているニューモデルが一堂に展示されており、僕にとっては、近い将来の限られた資金の使い道を見定める重要なイベントでもあります…というのは半分冗談ですが(笑、これから発売が予定されるモデルを見ているだけでもワクワクしてきますね。
今年のホビーショーでは、長年絶版モデルと化していたオートアート製1/18「R34 GT-R Z-tune」のマットブラック&マットホワイトや、エブロP-4からは2000および2001シーズンのR34GTカーなどが出展され、2011年も充実したGT-Rミニカーの登場が期待できそうです。
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今回ご紹介するGT-Rは、2003年5月15日から18日に開催された「第42回 静岡ホビーショー」の京商ブースにて、問屋や販売店等々の関係者にのみ配布された非売品モデル、クロームメッキの1/64ビーズコレクション「スカイラインGT-R(R34)」です。
京商は、年2回のホビーショー(静岡・東京)をはじめ、今は亡き京商フェア、ニスモフェスティバル等のイベント限定モデルとして”クロームメッキのビーズコレクション”を用意してくるのが もはや定番です。
モデル車種の選定は、トヨタ、ニッサン、ホンダ、マツダと様々ですが、日産車(GT-R、Z)の配布は静岡ホビーショーに集中しています。今回のR34は、これら限定メッキモデルの先駆け的な存在であり、ノベルティーとして配布された最初の年のモデルになります。ちなみに今年の静岡ホビーショー限定モデルはオレンジメッキを施した「ランボルギーニ イオタ SVR」で、会場での当日配布ではなく、後日、問屋向けに配られたようです。(限定数1008台)
1/64ビーズコレクションのR34GT-Rをベースに、ウインカーとホイールの色から判断して実車では前期モデルにあたるミッドナイトパープルⅡをモチーフにパープルメッキが施され、台座にはホビーショー開催年度が記載されています。
タイヤサイズに違和感を感じるものの、このサイズでこの再現力、のちに続く「サークルKサンクス限定ミニカー」の人気からも、このサイズにおける京商のアドバンテージが伺い知れます。
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都合、3台所有していますが、各々メッキの質感が異なっています。市販モデルであれば間違いなく品質NG扱いでしょうが、所詮、無料配布のサンプルモデルだからでしょうか、メーカーもあまり気にしてないご様子。なお、近年配布される限定メッキモデルの品質は安定してるようですので、ご心配なく。
(ピンク、パープル、ダークパープル…)
クロームカラーシリーズのGT-RはR34以外にも複数モデル化されておりますので、追ってご紹介させて頂きます。
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「独断と偏見」によるモデル評価
・プロポーション:★★☆☆☆
1/64サイズでこの再現力、コレクションに耐えうるクオリティー…スモールサイズミニカーの常識を変えました。
大御所・PMA(ミニチャンプス)も1/64サイズを展開し始めましたし、まさに業界に一石を投じたシリーズかと。
実車には存在し得ないクロームカラー仕上げですが、限定モデルとしての存在感は抜群です。
・レア度:★★★☆☆
一般流通してないモデルですが、オークションやショップ等、こまめにチェックすれば発見は可能。
・プレミア(相場):★★★☆☆
非売品モデルで人気のR34ですが、オークションでもコンスタントに見かけますので、相場はこれくらいでしょうか。
※ご参考まで…(非売品のため、今回は下記の目安は当てはまりませんのであしからず)
現在の平均相場:「当時の定価」×「★の数」
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
第6回 ミニカーブログ博覧会 [日産アルティア(ALTIA)]
ミニカーに関する共通の「お題」で投稿しようという『ミニカーブログ博覧会』に参加させて頂きました。
初めての事でどうまとめて良いものか迷いましたが、楽しく読んで頂けましたら幸いです。
普段は「モデル名」を記事タイトルにしてますが、今回の博覧会ではブログタイトルを共通化するルール。そこで今回はいつものようなモデル個々にクローズアップするスタイルではなく、少し違った視点からGT-Rミニカーを紹介してみようと思います。実機解説やモデル個々の詳細については、改めてUPする予定です。
さて。。今回のお題は「お宝のミニカー」
国産車のミニカーでは突出した人気を誇る歴代のGT-R。ストリートカーからレーシングマシンまで、各メーカーから大小様々なGT-Rがモデル化されていますが、その中でも特に異彩を放つお気に入りをご紹介します。
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一般的に「ミニカー」というと、クルマ全体の外観を再現したミニチュアを思い浮かべますが、そのクルマの象徴的な部位をクローズアップしたミニチュアもまた「ミニカー」と呼べるのではないかと思っています。
クルマ好きにとっては、ボディーデザインやホイールなどの外観だけが「クルマ」ではなく、エンジンやコクピット、サスペンションやエギゾーストに至るまで、五感を刺激するその全てが「クルマ」なわけです。
レース界を席巻してきた歴代のGT-R。GT-Rといえば見る者を威圧するその風貌だけでなく、各世代で”名機”と呼ばれたエンジンを思い浮かべるファンも多いはず。
今から10年以上前、当時日産自動車の100%出資子会社であり、日産車の純正パーツやグッズを企画・販売していた「日産アルティア」(ALTIA)が、GT-Rを象徴する2大名機の精密エンジンモデルを再現していました。
スケールは1/12と大き過ぎず存在感があり、精密な作り込みが可能な絶妙のサイズ。ホワイトメタル製のボディーはズシりと重量感があり、金属特有の質感と相まって見た目にも重厚な存在感を演出しています。
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☆S20型
初代スカイラインGT-RのPGC10やKPGC10(ハコスカ)に搭載され国内レース49連勝を成し遂げた、まさにGT-R伝説の礎を築いたエンジン。KPGC110(ケンメリ)やフェアレディZ432にも搭載された名機。
(ヘッドカバーのカラーバリエーションが幾つかありますが、ミッション付きモデルは初期生産分の数十台のみ)
(ラヂエターファン、プラグコードの取り回しまで忠実に再現)
(電子制御全盛の現代エンジンにあって、見掛けることが少なくなったキャブレターの流麗さ)
(この作り込みは、もはや芸術品の域に達しています)
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☆RB26DETT型
ケンメリGT-Rの生産完了から実に16年、BNR32によって復活した第二世代GT-Rを象徴するエンジン。レースで勝つことだけを考えて設計されたこのエンジンは、BCNR33、BNR34と受け継がれ、第一世代を彷彿する無敵の強さを誇った。
RB26の進化とともに、「BNR32/黒ヘッド」、「BNR34/赤ヘッド」、「BNR34Nur/ゴールドヘッド」の3バリエーションが存在。カムカバーのオーナメントプレートやオイルフィラーキャップの形状等、細かい作り分けがなされています。
(実機同様に生産台数限定、シリアルNo.付きで販売されたNurスペックエンジン)
(2機のターボチャージャー、エキマニの焼け具合も絶妙です)
(レスポンスにこだわり、市販車エンジンでは珍しい6連スロットルを装備)
(実機にてこの3台が並ぶのは なかなか見られない光景…ミニチュアモデルならではの壮観な眺めです)
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☆RB26DETT 「R1」&「S1」ニスモコンプリート
名機RB26DETTをベースに、ニスモが日産ワークスとして培ってきたチューニング技術を注ぎ込み開発したチューニングエンジン。サーキット走行に主眼を置き、ストリートでの使い勝手も視野に入れた「R1」コンセプト、ストリート~ワインディング走行での速さと扱いやすさを追求した「S1」コンセプトがラインナップ。
日産自動車本体の経営建て直しに伴う事業縮小・統合の影響で「日産アルティア」が消滅。以降、絶版モデルとなっていたエンジンモデルでしたが、近年、ニスモの特注モデルとして「R1」と「S1」エンジンが極々少数販売されました。販売数は各限定50機と、歴代エンジンモデルの中でも断トツの希少性を誇ります。
日産アルティア時代の「BNR32/黒ヘッド」をベースに特別生産されたものと思われ、サージタンクとヘッドカバーにはニスモコンプリートエンジンの特徴でもある結晶塗装を施し、新たにニスモ製カッパーツインクラッチカバーを忠実に再現、従来モデルとの差別化を図っています。
R1とS1の作り分けはオーナメントプレートの違いのみ。ヘッドカバーの色も差別化して欲しかったところですが、1ロットの生産コストを考えると、総計100台程度の少量生産ではヘッドカラーの共通化はやむを得ないところでしょうか。
(R1&S1の実機オーナーさんなら、クルマから降りても眺めていたいエンジン)
GT-Rに限らず、世界中のミニカー全体を見回しても なかなか少ないエンジンモデル。クルマの外観を再現したミニチュアとはまた一味違った、そのクルマの歴史を感じさせる重厚な趣きを醸し出しています。
すでに10年以上も前にこの企画力、そして精密な再現力…只々、脱帽です。
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
初めての事でどうまとめて良いものか迷いましたが、楽しく読んで頂けましたら幸いです。
普段は「モデル名」を記事タイトルにしてますが、今回の博覧会ではブログタイトルを共通化するルール。そこで今回はいつものようなモデル個々にクローズアップするスタイルではなく、少し違った視点からGT-Rミニカーを紹介してみようと思います。実機解説やモデル個々の詳細については、改めてUPする予定です。
さて。。今回のお題は「お宝のミニカー」
国産車のミニカーでは突出した人気を誇る歴代のGT-R。ストリートカーからレーシングマシンまで、各メーカーから大小様々なGT-Rがモデル化されていますが、その中でも特に異彩を放つお気に入りをご紹介します。
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一般的に「ミニカー」というと、クルマ全体の外観を再現したミニチュアを思い浮かべますが、そのクルマの象徴的な部位をクローズアップしたミニチュアもまた「ミニカー」と呼べるのではないかと思っています。
クルマ好きにとっては、ボディーデザインやホイールなどの外観だけが「クルマ」ではなく、エンジンやコクピット、サスペンションやエギゾーストに至るまで、五感を刺激するその全てが「クルマ」なわけです。
レース界を席巻してきた歴代のGT-R。GT-Rといえば見る者を威圧するその風貌だけでなく、各世代で”名機”と呼ばれたエンジンを思い浮かべるファンも多いはず。
今から10年以上前、当時日産自動車の100%出資子会社であり、日産車の純正パーツやグッズを企画・販売していた「日産アルティア」(ALTIA)が、GT-Rを象徴する2大名機の精密エンジンモデルを再現していました。
スケールは1/12と大き過ぎず存在感があり、精密な作り込みが可能な絶妙のサイズ。ホワイトメタル製のボディーはズシりと重量感があり、金属特有の質感と相まって見た目にも重厚な存在感を演出しています。
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☆S20型
初代スカイラインGT-RのPGC10やKPGC10(ハコスカ)に搭載され国内レース49連勝を成し遂げた、まさにGT-R伝説の礎を築いたエンジン。KPGC110(ケンメリ)やフェアレディZ432にも搭載された名機。
(ヘッドカバーのカラーバリエーションが幾つかありますが、ミッション付きモデルは初期生産分の数十台のみ)
(ラヂエターファン、プラグコードの取り回しまで忠実に再現)
(電子制御全盛の現代エンジンにあって、見掛けることが少なくなったキャブレターの流麗さ)
(この作り込みは、もはや芸術品の域に達しています)
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☆RB26DETT型
ケンメリGT-Rの生産完了から実に16年、BNR32によって復活した第二世代GT-Rを象徴するエンジン。レースで勝つことだけを考えて設計されたこのエンジンは、BCNR33、BNR34と受け継がれ、第一世代を彷彿する無敵の強さを誇った。
RB26の進化とともに、「BNR32/黒ヘッド」、「BNR34/赤ヘッド」、「BNR34Nur/ゴールドヘッド」の3バリエーションが存在。カムカバーのオーナメントプレートやオイルフィラーキャップの形状等、細かい作り分けがなされています。
(実機同様に生産台数限定、シリアルNo.付きで販売されたNurスペックエンジン)
(2機のターボチャージャー、エキマニの焼け具合も絶妙です)
(レスポンスにこだわり、市販車エンジンでは珍しい6連スロットルを装備)
(実機にてこの3台が並ぶのは なかなか見られない光景…ミニチュアモデルならではの壮観な眺めです)
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☆RB26DETT 「R1」&「S1」ニスモコンプリート
名機RB26DETTをベースに、ニスモが日産ワークスとして培ってきたチューニング技術を注ぎ込み開発したチューニングエンジン。サーキット走行に主眼を置き、ストリートでの使い勝手も視野に入れた「R1」コンセプト、ストリート~ワインディング走行での速さと扱いやすさを追求した「S1」コンセプトがラインナップ。
日産自動車本体の経営建て直しに伴う事業縮小・統合の影響で「日産アルティア」が消滅。以降、絶版モデルとなっていたエンジンモデルでしたが、近年、ニスモの特注モデルとして「R1」と「S1」エンジンが極々少数販売されました。販売数は各限定50機と、歴代エンジンモデルの中でも断トツの希少性を誇ります。
日産アルティア時代の「BNR32/黒ヘッド」をベースに特別生産されたものと思われ、サージタンクとヘッドカバーにはニスモコンプリートエンジンの特徴でもある結晶塗装を施し、新たにニスモ製カッパーツインクラッチカバーを忠実に再現、従来モデルとの差別化を図っています。
R1とS1の作り分けはオーナメントプレートの違いのみ。ヘッドカバーの色も差別化して欲しかったところですが、1ロットの生産コストを考えると、総計100台程度の少量生産ではヘッドカラーの共通化はやむを得ないところでしょうか。
(R1&S1の実機オーナーさんなら、クルマから降りても眺めていたいエンジン)
GT-Rに限らず、世界中のミニカー全体を見回しても なかなか少ないエンジンモデル。クルマの外観を再現したミニチュアとはまた一味違った、そのクルマの歴史を感じさせる重厚な趣きを醸し出しています。
すでに10年以上も前にこの企画力、そして精密な再現力…只々、脱帽です。
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
【ERTL 1/18】「ワイルドスピードx2」 日産 スカイラインGT-R [その他メーカー]
Model
2001 Nissan Skyline in "2 Fast 2 Furious"
Model No.
ITEM 33447
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検索エンジンから当ブログにお越し頂く方のほとんどが、実はミニカーではなく実車に関するキーワードからのアクセスだったりします。実車とミニカー、双方の観点から”GT-R”に注目して戴けるのは、なんとも嬉しいかぎり。実車についても時間をかけて調べた甲斐があります。
ところでそのキーワードの中でも、毎日コンスタントにアクセスのある検索ワードに「ワイルドスピード」(原題「The Fast and The Furious」)があります。2001年に公開された大ヒットカーアクション映画で、続編も製作され、2011年にはシリーズ第5弾「ワイルドスピード MEGA MAX」が公開されます。
もはやこの映画の解説は不要でしょう。一言で言うなら、「日本車を中心としたクールなチューニングマシンとセクシーな美女がたくさん登場する映画」とでも言っておきましょう。
日本車のチューニングマシンは、世界中のスピード好きな若者達の間でカリスマ的な人気を誇ります。普通の若者にフェラーリやポルシェは買えないけど、それに比べれば安価で、ちょっと手を加えればとてつもない高性能を発揮する日本車はたまらなく魅力的に映っているはずです。
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今回ご紹介するGT-Rは、現在でも高い人気を誇るシリーズ第2弾「ワイルドスピードx2」(原題「2 Fast 2 Furious」)の劇中車、主人公のブライアン・オコナーがストリートレースで駆っていたスカイラインGT-Rです。
<STORY>
かつてロス市警の潜入捜査官であったブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)は、強盗団リーダーのドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)を故意に逃がし、自らも逃亡したとして失職していた(前作Part.1 エピソード)。
彼はマイアミに身を隠しながら、スカイラインGT-Rを駆るストリートレーサーとして賞金を荒稼ぎしていた。ある夜、マイアミ市警がストリートレーサー摘発のために出動、パトカーを撒こうと逃走するブライアンだったが、警察の新兵器「ジャマー」を撃ち込まれ車は機能停止、コントロールを失いフロントを大破してしまう。
警察側(厳密にはFBI)は、これまでの罪を帳消しにする代わり貿易会社への潜入捜査を要請、ブライアンは幼なじみのローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)とともに、捜査に乗り出すのであった…
つまり、物語の序盤でGT-Rは大破、出番は終わっちゃうんです。その後、潜入捜査中のブライアンは「ランサー・エヴォリューションⅦ」に、ローマンは「エクリプス・スパイダー」に搭乗します。
…2台とも偶然に三菱車。なにやら”大人の事情”が見え隠れしてそうですが、ここはクルマの話に集中しましょう。
ある意味、配役は”脇役車”だった訳ですが、この映画で最も存在感をアピールしたクルマなのは間違いないでしょう。「ワイルドスピードx2」といえば…というか、シリーズ全体を通してみても、この”シルバーの34GT-R”の印象がかなり強いのではないでしょうか。
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本編ではカットされていますが、指名手配中のブライアンがマイアミに流れ着くまでの経緯が描かれた序章映像を見ると、もともとのブライアンの愛車は真紅の三菱GTO(海外名:MITSUBISHI 3000GT)であったこと(またも三菱車、ついでに逃亡中にヒッチハイクした車も三菱のエクリプス)、逃亡の途中で中古のGT-Rに乗り替え、シルバーへのカラーリング変更やチューニングを施していった経緯が伺えます。
ちなみに、某Wikiに記載のあった「初登場時は純正限定色のミレニアムジェイド」は間違い。あの色は純正設定に無いオリジナルカラーです。後述しますが、ベースとなっているGT-RはR34前期モデルですから、後期モデル末期の最終仕様車であったNür専用カラーのミレニアムジェイドであるはずがありません。
作品の公開が2003年、その前年に撮影されたとして、この時Nürはギリギリ登場していますから、”わざわざ”ジェイドに再塗装したと考えることもできますが、実車の色味をご存知の方からすればその違いは一目瞭然でしょう。
(ブライアンが中古屋で初見した状態。エアロ装着済みで34GT-R純正ホイール。どう見てもジェイドじゃないです)
(ボディーカラーとホイール変更直後。当初はGTウイングも無く大人しい仕様)
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C-west製エアロパーツにブルーを主体としたバイナルグラフィックス(簡単に言えばカッティングシートの貼り付け)、ブルーのネオン管を配した典型的なスポコンスタイルのエクステリア。足回りは、極限まで贅肉をそぎ落としたHRE社製の鍛造3ピースアルミホイール「HRE 446」(19inch)に、スポコン専用タイヤとしてのステータスを確立したトーヨータイヤ製「PROXES T1-S」(サイズは前後とも 275/30ZR-19)をマッチング。
(撮影用に複数台製作されたようです)
内装にもブルーをアクセント。sparco社製のセミバケットシートにステアリング、助手席取っ払いでNX社製ナイトラス・オキサイド・システム多連装、メーター類の追加以外、至ってノーマル然としてるでしょうか。
走行シーンで何度も目にする2DINスペースのナビモニターですが、実際はまったく普通の車載モニターで劇中のようなクールで格好良い表示機能は有していないと思っています。表示内容はあくまで映画上の演出であり、格好良くデザインされたアニメーションを映しているだけ(あるいは合成)で、走行中の実車情報を本当にモニタリングしているとは思えません。BNR34に元々装備されているMFD(マルチファンクション・ディスプレイ)からの車両情報吸い出しも難しいと考えます。
GT-Rの特徴でもある4WDシステム(アテーサE-TS)も装着されたままのようですが、劇中にて一瞬映るメーターパネルでは「4WD」警告灯が点きっぱなし。アテーサを強制的にキャンセルしてる可能性(FR化)ありですが…何とも言えません。エンジンの仕様は色々調べてみても分かりませんでした。(←判明次第、追記します)
(劇中シーンを見る限りベース車両は34GT-R前期標準車。ウインカーの色、メーターパネルやペダル類から推察できます)
(当時¥37,000だった純正オプションのGT-R専用フロアカーペットも敷いてありますね)
以前に「PROSHOP CAR COLLECTION」シリーズにてご紹介したトミーカイラが製作を担当し、製作費は2000万くらいではないかと言われています。
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【追記】 (Dec. 2011)
「Modified Magazine」誌の記事より、いくつか詳細が判明しました。以下、スペックになります。
"2 Fast 2 Furious" Brian O'conner 1999 Nissan Skyline GT-R R34
Engine
Engine Code: RB26DETT
Type : In-line six, iron block, aluminum head, twin turbocharged and intercooled
Internal Modifications: None
External Modifications: K&N Ram Air system, HKS Titanium Exhaust, Turbonetics Intercooler
Engine Management Mods: None
Drivetrain
Layout: Front engine, all-wheel drive
Drivetrain Modifications: Front driveshaft removed, Super HICAS disabled
Suspension
Front: JIC Magic shocks, Goldline springs
Rear : JIC Magic shocks, Goldline springs
Brakes
Front: Stop Tech brakes
Rear : Stop Tech brakes
Exterior
Wheels: HRE 446
Tires: Toyo PROXES T1-S 275/30ZR-19 (F/R)
Performance Acceleration
Quarter Mile Time: 14.1 sec.
Quarter Mile Speed: 101.0 mph
0-30 mph: 2.6 sec.
0-60 mph: 6.0 sec.
30-50 mph: 2.1 sec.
50-70 mph: 2.9 sec.
Handling
Lateral Grip (200-ft skidpad): 0.91 g
Braking
60-0 stopping distance: 127 ft.
Interior
Driver's seat: Sparco Milano
Additional gauges: HKS products
Others: Sparco harnesses, MOMO steering wheel, Clarion head unit with LCD TV screen, JBL amp, Infinity speakers
エンジン内部は何も手を加えてないとありますが、本当でしょうか。。
エンジンマネジメントの”モディファイ無し”は、純正と同じエアフローメーター(Lジェトロ)制御を意味してるんですかね。さすがに純正ECUで制御してるって意味ではないでしょうし…
HKS製チタンマフラーを装着しているようです。チタン製は現在絶版なんじゃないかな?
ステアリングはMOMO製。上述の写真ではスポーク中央部に「sparco」のロゴが見えたのですが…検証ミスでした。「スパルコってシートのメーカーだよなぁ…ステアリングなんて出してたっけ!?」と疑問の念はあったのですが、単なるデコレーションだったみたいです。
ブレーキ含め、足回りは完全に”あちら”製で組んでるようでした。
記事を見るとLCDモニター部ヘッドユニットはクラリオン製だそうです…が、劇中シーンを見るとモニター下に「Panasonic」の文字が。。モニターだけのどアップ映像なんで本当に車載されてる物か怪しいところです。そして明らかに上述のコクピット写真で確認できるモニターとは外観デザインが異なっているのが分かります。
おそらく実車搭載品は情報どおりクラリオン製で、それとは別のモニター(Panasonicの方)にカッコイイ表示内容だけを映して撮影・本編映像に差し替えていると推測しています。ちなみにJBL製のアンプやInfinityのスピーカーは実際に駆動するそうですよ。
(実際にクルマとは繋がっていない、演出用のモニターじゃないかと推測しています)
また上記スペック表にはありませんが、本文中には「The Skyline has 505 hp on tap and a hoarking 444 lb-ft of torque. 」との記載がありました。馴染みのある表記に換算しますと、
最高出力:505[hp] ⇒ 馬力換算で512[ps] (※1hp≒1.014psにて計算)
最大トルク:444[lb-ft] ⇒ 61.4[kgm] (※1lb-ft≒0.1383kgmにて計算)
という感じです。数値としては妥当なラインでしょうか。ちなみに、
☆BNR34ストック状態でのエンジンスペック
最高出力:280[ps]/6800rpm、最大トルク:40.0[kgm]/4400rpm
☆R35GT-R(2010y)ストック状態でのエンジンスペック
最高出力:530[ps]/6400rpm、最大トルク:62.5[kgm]/3200-6000rpm
ですから、R35GT-R並みのパワーが出ていたことになります。
また、「彼ら(映画スタッフ)としては、BNR34の高機能でスタビリティーの高い4駆システムに興味は無く、演出上での派手なテールスライドを求めてトラクションをリヤに集中させるために、フロントのドライブシャフトを切除しハイキャス(日産の4輪操舵システム)を無効にした」との記載がありました。すなわち、ハイキャスやアテーサ4WDシステムの機能は生かしたまま、前輪への駆動力伝達を強制的に遮断しFR化したことになります。劇中シーンでの「4WD」警告灯→FR化の可能性は、あながち的外れな推測ではなかったようです。
しかし、日産のハイキャスとアテーサは密接に連携し制御していますから、前輪のドライブシャフトを抜いただけでは後輪側でのこれら制御は生きてると思うので、今回のように強引にやるとかなりイレギュラーなロジックでの制御=クルマの挙動が不安定にならないか心配です。ハイキャスキャンセラーやアテーサコントローラー(前・後輪への駆動力配分を任意に設定できる装置)を使えば、もっとシンプルに仕様変更できたと思うのですが…まぁ、たしかにドライブシャフト抜くだけの方がある意味シンプルではありますが…何とも豪快です
本文中には「500馬力オーバーのモンスターマシンをFRで乗りこなすのは相当に難しく、正規の4WD仕様の方が速く走れた」ともありましたから、やはり、かなりピーキーな状態になっているのではないかと推測しています。
なお、「ワイルドスピード」のGT-Rについては以下の記事でも言及しておりますので、よろしければご覧下さい。
【関連記事】
☆「ワイルドスピード x2」および「ワイルドスピードMAX」のR34GT-Rについて
☆「ワイルドスピードMEGA MAX」のハコスカGT-Rについて
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ERTL(アーテル)社は、自国の車を中心にリリースしているアメリカのミニチュアカーメーカーで、建設機械のプロダクションモデルなども有名。ほぼ全車種メッキホイールにゴムタイヤ仕上げで、クラシックカーなどの大型車は迫力満点。しかしながら、日本でのモデル入手は、いささか難しいメーカーさんでもあります。
TVドラマや映画などのMovie Carはサブブランドの「JOYRIDE」シリーズに属し、今回の「ワイルドスピード」シリーズ以外にも、「007」シリーズ、懐かしいところでは「ナイトライダー」の”K.I.T.T.”や”K.A.R.R.”も1/18スケールでモデル化されています。
今回のGT-R、実はこれまで未開封にて保管していましたが、これを機会に梱包を解いてみました。梱包材も材料によっては経年劣化でモデルにこびり付いたりするので、未開封保管も考えものですね。
(モデル名には”2001”とありますが…このR34は前期型なので、厳密には”1999”あるいは”2000”が正解です)
さて第一印象ですが、なかなかイイ感じです。某国産メーカーの「ミニッツなんちゃら」シリーズにもこのGT-Rをモチーフにしたモデルがありますが、これはもうモデル考証が最悪で、エアロやリヤウイングが実際のものとは全く異なり、フロントバンパーに至っては純正とニスモ製を混同したようなデザインと、滅茶苦茶です
それを踏まえると、今回のモデルはきちんとディテールを掴んでいて、誰が見ても「ワイルドスピードのGT-R」と分かるモデルに仕上がっています。”あちら”製のミニカーはデフォルメが強烈で、「各パーツはGT-Rなんだけど、全体で見るとGT-Rとは懸け離れたプロポーション」なんてことがよくあり、そんな先入観もあったせいか、本モデルはかなり好感が持てます。
(C-west製エアロにGTウイングも、きちんと再現されてます)
全体のボディーラインはかなりスッキリして見えます。マッチョなボディーラインが特徴のGT-Rというより、スマートな印象の25GT-Tに見えなくもないです。バイナルグラフィックスのデザインがリヤフェンダー周りをスッキリ見せてるのかもしれません。
(ERTL社お約束のメッキホイール。特徴的なホイールデザインもよく再現しています)
ボンネットにトランク、左右のドアも開閉しますし、ボンネット内にはRB26DETTエンジンも再現されています。エンジンのディテールはオートアートと同等レベルといったところでしょうか。劇中車の特徴的な内装も頑張って再現していますし、オートアートとはまた一線を画す1/18モデルと言えるでしょう。
(助手席のN2Oシステム、追加メーターやモニター類も ほぼ実車どおりの設定)
(メッキ単色のヘッドライト周りは陰影がなく、若干精悍さに欠けるかな?でもカッコイイですけどね)
(サイドウインカーはペイント処理、ボンネットのスポンサーステッカーも2社足りないですね…)
GTウイングが再現されてるのは良いのですが…斜めってますネット上で見かけたほぼ全ての個体で傾いてるように見えました。パーツ浮きなどの取り付け精度は問題なさそうなので、パーツ自体の設計が甘いのかと。当方コレクションに限っての状態ならば、ちょっと残念
(実車の砲弾型斜め1本出しに対し、本モデルではタイコ付きマフラー。出口の処理もチープでバックフォグは省略)
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ところで、ERTL社のR34GT-Rにはバリエーションが存在していたようです。
どことなく”例のマシン”に似てますね。。
(こちらのモデル名には”1999”との記載が。。一応差別化してるみたいです…)
「ワイルドスピード」シリーズとして発売されていたようですから、「ワイルドスピード MAX」に登場するブルーのR34をイメージしたものではないかと思っています。但し、実車のプロポーションとはあまりに懸け離れ過ぎていて、どう見ても今回の「ワイスピx2」GT-R(C-westエアロ)をブルーに塗っただけの”やっつけ仕事”的なモデルに見えます。
実車とは程遠い外観ではありますが、コレクターとしてはかなり気になるモデル。しかしながら、日本国内では見たことのないモデルですし、入手するのは至難の業かと思われる一台です。
ちなみに「ワイルドスピード MAX」劇中で登場するブルーのR34、パッと見はニスモ製フルエアロを装着したGT-Rに見えますが、実際はイーストベアー製GT-Rルックエアロキットに、RAYS製の「RE30」と思しきホイールを組んだ25GT-T(ER34)でした。
(リヤウイングは34GT-R純正品に換装、前後のフェンダーもGT-Rサイズにしてそうな気がします…)
ほぼ完璧に近い状態でGT-R風に換装してますが、メーターパネルが25GT-Tのままだったり(←実は簡単に交換できないんです)、GT-Rの特徴でもある「バックフォグランプ」が無いなど、よく見ると25GT-Tなのは一目瞭然です。
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大好きなクルマですから、ついついここまで長文になってしまいました。最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
やっぱり劇中車はカッコイイです。世界中の人々は憧れの眼差しでこのクルマを見ているのでしょうが、我々日本人は日本車に「日本代表」のイメージを重ね、世界で認められ劇中で活躍する日本車を誇らしく見ていることに優越感を感じているのかもしれませんね。
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「独断と偏見」によるモデル評価
・プロポーション:★★★★☆
”あちら”製のミニカーにしては、C-westエアロの特徴をきちんと掴んでいます。もう少し車高が落ちるとなお良し。
ボディーラインのメリハリが弱く、GT-Rというよりも25GT-Tのようなスマートなプロポーション。
元々の設計や造り込みに粗を感じますが、誰が見ても「ワイルドスピードのGT-R」と分かるその雰囲気はGood。
・レア度:★★★★☆
2004年発売の海外メーカー品。現地でも既に「SOLD OUT」のモデルですから、今から輸入するのはかなり困難。
・プレミア(相場):★★★☆☆
「ワイルドスピードのGT-R」といえば未だ根強い人気で、日本のみならず海外でも探している人は多いはず。
日本国内に輸入された個体数もそれほど多くは無いでしょうから、今後ますますプレミア化していくと予想します。
※ご参考まで…
現在の平均相場:「当時の定価」×「★の数」
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
2001 Nissan Skyline in "2 Fast 2 Furious"
Model No.
ITEM 33447
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検索エンジンから当ブログにお越し頂く方のほとんどが、実はミニカーではなく実車に関するキーワードからのアクセスだったりします。実車とミニカー、双方の観点から”GT-R”に注目して戴けるのは、なんとも嬉しいかぎり。実車についても時間をかけて調べた甲斐があります。
ところでそのキーワードの中でも、毎日コンスタントにアクセスのある検索ワードに「ワイルドスピード」(原題「The Fast and The Furious」)があります。2001年に公開された大ヒットカーアクション映画で、続編も製作され、2011年にはシリーズ第5弾「ワイルドスピード MEGA MAX」が公開されます。
もはやこの映画の解説は不要でしょう。一言で言うなら、「日本車を中心としたクールなチューニングマシンとセクシーな美女がたくさん登場する映画」とでも言っておきましょう。
日本車のチューニングマシンは、世界中のスピード好きな若者達の間でカリスマ的な人気を誇ります。普通の若者にフェラーリやポルシェは買えないけど、それに比べれば安価で、ちょっと手を加えればとてつもない高性能を発揮する日本車はたまらなく魅力的に映っているはずです。
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今回ご紹介するGT-Rは、現在でも高い人気を誇るシリーズ第2弾「ワイルドスピードx2」(原題「2 Fast 2 Furious」)の劇中車、主人公のブライアン・オコナーがストリートレースで駆っていたスカイラインGT-Rです。
<STORY>
かつてロス市警の潜入捜査官であったブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)は、強盗団リーダーのドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)を故意に逃がし、自らも逃亡したとして失職していた(前作Part.1 エピソード)。
彼はマイアミに身を隠しながら、スカイラインGT-Rを駆るストリートレーサーとして賞金を荒稼ぎしていた。ある夜、マイアミ市警がストリートレーサー摘発のために出動、パトカーを撒こうと逃走するブライアンだったが、警察の新兵器「ジャマー」を撃ち込まれ車は機能停止、コントロールを失いフロントを大破してしまう。
警察側(厳密にはFBI)は、これまでの罪を帳消しにする代わり貿易会社への潜入捜査を要請、ブライアンは幼なじみのローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)とともに、捜査に乗り出すのであった…
つまり、物語の序盤でGT-Rは大破、出番は終わっちゃうんです。その後、潜入捜査中のブライアンは「ランサー・エヴォリューションⅦ」に、ローマンは「エクリプス・スパイダー」に搭乗します。
…2台とも偶然に三菱車。なにやら”大人の事情”が見え隠れしてそうですが、ここはクルマの話に集中しましょう。
ある意味、配役は”脇役車”だった訳ですが、この映画で最も存在感をアピールしたクルマなのは間違いないでしょう。「ワイルドスピードx2」といえば…というか、シリーズ全体を通してみても、この”シルバーの34GT-R”の印象がかなり強いのではないでしょうか。
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本編ではカットされていますが、指名手配中のブライアンがマイアミに流れ着くまでの経緯が描かれた序章映像を見ると、もともとのブライアンの愛車は真紅の三菱GTO(海外名:MITSUBISHI 3000GT)であったこと(またも三菱車、ついでに逃亡中にヒッチハイクした車も三菱のエクリプス)、逃亡の途中で中古のGT-Rに乗り替え、シルバーへのカラーリング変更やチューニングを施していった経緯が伺えます。
ちなみに、某Wikiに記載のあった「初登場時は純正限定色のミレニアムジェイド」は間違い。あの色は純正設定に無いオリジナルカラーです。後述しますが、ベースとなっているGT-RはR34前期モデルですから、後期モデル末期の最終仕様車であったNür専用カラーのミレニアムジェイドであるはずがありません。
作品の公開が2003年、その前年に撮影されたとして、この時Nürはギリギリ登場していますから、”わざわざ”ジェイドに再塗装したと考えることもできますが、実車の色味をご存知の方からすればその違いは一目瞭然でしょう。
(ブライアンが中古屋で初見した状態。エアロ装着済みで34GT-R純正ホイール。どう見てもジェイドじゃないです)
(ボディーカラーとホイール変更直後。当初はGTウイングも無く大人しい仕様)
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C-west製エアロパーツにブルーを主体としたバイナルグラフィックス(簡単に言えばカッティングシートの貼り付け)、ブルーのネオン管を配した典型的なスポコンスタイルのエクステリア。足回りは、極限まで贅肉をそぎ落としたHRE社製の鍛造3ピースアルミホイール「HRE 446」(19inch)に、スポコン専用タイヤとしてのステータスを確立したトーヨータイヤ製「PROXES T1-S」(サイズは前後とも 275/30ZR-19)をマッチング。
(撮影用に複数台製作されたようです)
内装にもブルーをアクセント。sparco社製のセミバケットシートにステアリング、助手席取っ払いでNX社製ナイトラス・オキサイド・システム多連装、メーター類の追加以外、至ってノーマル然としてるでしょうか。
走行シーンで何度も目にする2DINスペースのナビモニターですが、実際はまったく普通の車載モニターで劇中のようなクールで格好良い表示機能は有していないと思っています。表示内容はあくまで映画上の演出であり、格好良くデザインされたアニメーションを映しているだけ(あるいは合成)で、走行中の実車情報を本当にモニタリングしているとは思えません。BNR34に元々装備されているMFD(マルチファンクション・ディスプレイ)からの車両情報吸い出しも難しいと考えます。
GT-Rの特徴でもある4WDシステム(アテーサE-TS)も装着されたままのようですが、劇中にて一瞬映るメーターパネルでは「4WD」警告灯が点きっぱなし。アテーサを強制的にキャンセルしてる可能性(FR化)ありですが…何とも言えません。エンジンの仕様は色々調べてみても分かりませんでした。(←判明次第、追記します)
(劇中シーンを見る限りベース車両は34GT-R前期標準車。ウインカーの色、メーターパネルやペダル類から推察できます)
(当時¥37,000だった純正オプションのGT-R専用フロアカーペットも敷いてありますね)
以前に「PROSHOP CAR COLLECTION」シリーズにてご紹介したトミーカイラが製作を担当し、製作費は2000万くらいではないかと言われています。
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【追記】 (Dec. 2011)
「Modified Magazine」誌の記事より、いくつか詳細が判明しました。以下、スペックになります。
"2 Fast 2 Furious" Brian O'conner 1999 Nissan Skyline GT-R R34
Engine
Engine Code: RB26DETT
Type : In-line six, iron block, aluminum head, twin turbocharged and intercooled
Internal Modifications: None
External Modifications: K&N Ram Air system, HKS Titanium Exhaust, Turbonetics Intercooler
Engine Management Mods: None
Drivetrain
Layout: Front engine, all-wheel drive
Drivetrain Modifications: Front driveshaft removed, Super HICAS disabled
Suspension
Front: JIC Magic shocks, Goldline springs
Rear : JIC Magic shocks, Goldline springs
Brakes
Front: Stop Tech brakes
Rear : Stop Tech brakes
Exterior
Wheels: HRE 446
Tires: Toyo PROXES T1-S 275/30ZR-19 (F/R)
Performance Acceleration
Quarter Mile Time: 14.1 sec.
Quarter Mile Speed: 101.0 mph
0-30 mph: 2.6 sec.
0-60 mph: 6.0 sec.
30-50 mph: 2.1 sec.
50-70 mph: 2.9 sec.
Handling
Lateral Grip (200-ft skidpad): 0.91 g
Braking
60-0 stopping distance: 127 ft.
Interior
Driver's seat: Sparco Milano
Additional gauges: HKS products
Others: Sparco harnesses, MOMO steering wheel, Clarion head unit with LCD TV screen, JBL amp, Infinity speakers
エンジン内部は何も手を加えてないとありますが、本当でしょうか。。
エンジンマネジメントの”モディファイ無し”は、純正と同じエアフローメーター(Lジェトロ)制御を意味してるんですかね。さすがに純正ECUで制御してるって意味ではないでしょうし…
HKS製チタンマフラーを装着しているようです。チタン製は現在絶版なんじゃないかな?
ステアリングはMOMO製。上述の写真ではスポーク中央部に「sparco」のロゴが見えたのですが…検証ミスでした。「スパルコってシートのメーカーだよなぁ…ステアリングなんて出してたっけ!?」と疑問の念はあったのですが、単なるデコレーションだったみたいです。
ブレーキ含め、足回りは完全に”あちら”製で組んでるようでした。
記事を見るとLCDモニター部ヘッドユニットはクラリオン製だそうです…が、劇中シーンを見るとモニター下に「Panasonic」の文字が。。モニターだけのどアップ映像なんで本当に車載されてる物か怪しいところです。そして明らかに上述のコクピット写真で確認できるモニターとは外観デザインが異なっているのが分かります。
おそらく実車搭載品は情報どおりクラリオン製で、それとは別のモニター(Panasonicの方)にカッコイイ表示内容だけを映して撮影・本編映像に差し替えていると推測しています。ちなみにJBL製のアンプやInfinityのスピーカーは実際に駆動するそうですよ。
(実際にクルマとは繋がっていない、演出用のモニターじゃないかと推測しています)
また上記スペック表にはありませんが、本文中には「The Skyline has 505 hp on tap and a hoarking 444 lb-ft of torque. 」との記載がありました。馴染みのある表記に換算しますと、
最高出力:505[hp] ⇒ 馬力換算で512[ps] (※1hp≒1.014psにて計算)
最大トルク:444[lb-ft] ⇒ 61.4[kgm] (※1lb-ft≒0.1383kgmにて計算)
という感じです。数値としては妥当なラインでしょうか。ちなみに、
☆BNR34ストック状態でのエンジンスペック
最高出力:280[ps]/6800rpm、最大トルク:40.0[kgm]/4400rpm
☆R35GT-R(2010y)ストック状態でのエンジンスペック
最高出力:530[ps]/6400rpm、最大トルク:62.5[kgm]/3200-6000rpm
ですから、R35GT-R並みのパワーが出ていたことになります。
また、「彼ら(映画スタッフ)としては、BNR34の高機能でスタビリティーの高い4駆システムに興味は無く、演出上での派手なテールスライドを求めてトラクションをリヤに集中させるために、フロントのドライブシャフトを切除しハイキャス(日産の4輪操舵システム)を無効にした」との記載がありました。すなわち、ハイキャスやアテーサ4WDシステムの機能は生かしたまま、前輪への駆動力伝達を強制的に遮断しFR化したことになります。劇中シーンでの「4WD」警告灯→FR化の可能性は、あながち的外れな推測ではなかったようです。
しかし、日産のハイキャスとアテーサは密接に連携し制御していますから、前輪のドライブシャフトを抜いただけでは後輪側でのこれら制御は生きてると思うので、今回のように強引にやるとかなりイレギュラーなロジックでの制御=クルマの挙動が不安定にならないか心配です。ハイキャスキャンセラーやアテーサコントローラー(前・後輪への駆動力配分を任意に設定できる装置)を使えば、もっとシンプルに仕様変更できたと思うのですが…まぁ、たしかにドライブシャフト抜くだけの方がある意味シンプルではありますが…何とも豪快です
本文中には「500馬力オーバーのモンスターマシンをFRで乗りこなすのは相当に難しく、正規の4WD仕様の方が速く走れた」ともありましたから、やはり、かなりピーキーな状態になっているのではないかと推測しています。
なお、「ワイルドスピード」のGT-Rについては以下の記事でも言及しておりますので、よろしければご覧下さい。
【関連記事】
☆「ワイルドスピード x2」および「ワイルドスピードMAX」のR34GT-Rについて
☆「ワイルドスピードMEGA MAX」のハコスカGT-Rについて
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ERTL(アーテル)社は、自国の車を中心にリリースしているアメリカのミニチュアカーメーカーで、建設機械のプロダクションモデルなども有名。ほぼ全車種メッキホイールにゴムタイヤ仕上げで、クラシックカーなどの大型車は迫力満点。しかしながら、日本でのモデル入手は、いささか難しいメーカーさんでもあります。
TVドラマや映画などのMovie Carはサブブランドの「JOYRIDE」シリーズに属し、今回の「ワイルドスピード」シリーズ以外にも、「007」シリーズ、懐かしいところでは「ナイトライダー」の”K.I.T.T.”や”K.A.R.R.”も1/18スケールでモデル化されています。
今回のGT-R、実はこれまで未開封にて保管していましたが、これを機会に梱包を解いてみました。梱包材も材料によっては経年劣化でモデルにこびり付いたりするので、未開封保管も考えものですね。
(モデル名には”2001”とありますが…このR34は前期型なので、厳密には”1999”あるいは”2000”が正解です)
さて第一印象ですが、なかなかイイ感じです。某国産メーカーの「ミニッツなんちゃら」シリーズにもこのGT-Rをモチーフにしたモデルがありますが、これはもうモデル考証が最悪で、エアロやリヤウイングが実際のものとは全く異なり、フロントバンパーに至っては純正とニスモ製を混同したようなデザインと、滅茶苦茶です
それを踏まえると、今回のモデルはきちんとディテールを掴んでいて、誰が見ても「ワイルドスピードのGT-R」と分かるモデルに仕上がっています。”あちら”製のミニカーはデフォルメが強烈で、「各パーツはGT-Rなんだけど、全体で見るとGT-Rとは懸け離れたプロポーション」なんてことがよくあり、そんな先入観もあったせいか、本モデルはかなり好感が持てます。
(C-west製エアロにGTウイングも、きちんと再現されてます)
全体のボディーラインはかなりスッキリして見えます。マッチョなボディーラインが特徴のGT-Rというより、スマートな印象の25GT-Tに見えなくもないです。バイナルグラフィックスのデザインがリヤフェンダー周りをスッキリ見せてるのかもしれません。
(ERTL社お約束のメッキホイール。特徴的なホイールデザインもよく再現しています)
ボンネットにトランク、左右のドアも開閉しますし、ボンネット内にはRB26DETTエンジンも再現されています。エンジンのディテールはオートアートと同等レベルといったところでしょうか。劇中車の特徴的な内装も頑張って再現していますし、オートアートとはまた一線を画す1/18モデルと言えるでしょう。
(助手席のN2Oシステム、追加メーターやモニター類も ほぼ実車どおりの設定)
(メッキ単色のヘッドライト周りは陰影がなく、若干精悍さに欠けるかな?でもカッコイイですけどね)
(サイドウインカーはペイント処理、ボンネットのスポンサーステッカーも2社足りないですね…)
GTウイングが再現されてるのは良いのですが…斜めってますネット上で見かけたほぼ全ての個体で傾いてるように見えました。パーツ浮きなどの取り付け精度は問題なさそうなので、パーツ自体の設計が甘いのかと。当方コレクションに限っての状態ならば、ちょっと残念
(実車の砲弾型斜め1本出しに対し、本モデルではタイコ付きマフラー。出口の処理もチープでバックフォグは省略)
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ところで、ERTL社のR34GT-Rにはバリエーションが存在していたようです。
どことなく”例のマシン”に似てますね。。
(こちらのモデル名には”1999”との記載が。。一応差別化してるみたいです…)
「ワイルドスピード」シリーズとして発売されていたようですから、「ワイルドスピード MAX」に登場するブルーのR34をイメージしたものではないかと思っています。但し、実車のプロポーションとはあまりに懸け離れ過ぎていて、どう見ても今回の「ワイスピx2」GT-R(C-westエアロ)をブルーに塗っただけの”やっつけ仕事”的なモデルに見えます。
実車とは程遠い外観ではありますが、コレクターとしてはかなり気になるモデル。しかしながら、日本国内では見たことのないモデルですし、入手するのは至難の業かと思われる一台です。
ちなみに「ワイルドスピード MAX」劇中で登場するブルーのR34、パッと見はニスモ製フルエアロを装着したGT-Rに見えますが、実際はイーストベアー製GT-Rルックエアロキットに、RAYS製の「RE30」と思しきホイールを組んだ25GT-T(ER34)でした。
(リヤウイングは34GT-R純正品に換装、前後のフェンダーもGT-Rサイズにしてそうな気がします…)
ほぼ完璧に近い状態でGT-R風に換装してますが、メーターパネルが25GT-Tのままだったり(←実は簡単に交換できないんです)、GT-Rの特徴でもある「バックフォグランプ」が無いなど、よく見ると25GT-Tなのは一目瞭然です。
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大好きなクルマですから、ついついここまで長文になってしまいました。最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
やっぱり劇中車はカッコイイです。世界中の人々は憧れの眼差しでこのクルマを見ているのでしょうが、我々日本人は日本車に「日本代表」のイメージを重ね、世界で認められ劇中で活躍する日本車を誇らしく見ていることに優越感を感じているのかもしれませんね。
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「独断と偏見」によるモデル評価
・プロポーション:★★★★☆
”あちら”製のミニカーにしては、C-westエアロの特徴をきちんと掴んでいます。もう少し車高が落ちるとなお良し。
ボディーラインのメリハリが弱く、GT-Rというよりも25GT-Tのようなスマートなプロポーション。
元々の設計や造り込みに粗を感じますが、誰が見ても「ワイルドスピードのGT-R」と分かるその雰囲気はGood。
・レア度:★★★★☆
2004年発売の海外メーカー品。現地でも既に「SOLD OUT」のモデルですから、今から輸入するのはかなり困難。
・プレミア(相場):★★★☆☆
「ワイルドスピードのGT-R」といえば未だ根強い人気で、日本のみならず海外でも探している人は多いはず。
日本国内に輸入された個体数もそれほど多くは無いでしょうから、今後ますますプレミア化していくと予想します。
※ご参考まで…
現在の平均相場:「当時の定価」×「★の数」
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
『スカイラインの聖地』 [コラム]
いつもご訪問頂き、ありがとうございます。
ブログを始めて3ヶ月、コンスタントに更新できるよう努めておりますが、合間を縫っての実車調査・ミニカー撮影・執筆と、なかなか思うようにいかないものですね
「超マニアックなGT-Rブログ」を目指し、とことん調べ倒してしまうところも影響しているのかもしれませんが、凝り性な性格ゆえお許しを。
コレクション紹介記事が出来上がる合間にも、何か情報発信できないものか…
これまでとは違った視点で”GT-R WORLD”を紹介できないかと思い、今回の記事を書きました。
詳細な調査や写真撮影がいらない分、サクッと書けそうかな?と思っています。
今後ちょっとした合間に、ちょこちょこ書いていこうかと思っています。
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皆さんは、「スカイラインの聖地」と呼ばれる場所が在ることをご存知でしょうか?
スカイライン&GT-Rエンスーの方々であれば「当然」との返答が返ってきそうですが、当ブログで初めてその存在を知った方も多いのでは。
諏訪湖を一望する小高い丘に、スカイラインの聖地・『プリンス&スカイラインミュージアム』があります。
(長野県岡谷市、鳥居平やまびこ公園内)
http://www.prince-skyline.com/
自動車博物館としては異例の単一車種(もちろん、スカイライン&GT-Rです)にこだわったミュージアムで、スカイラインファンのみならず、毎年数多くの自動車ファンがここを訪れています。
歴代スカイライン&GT-Rのロードカーやレーシングマシンはもちろん、GTB-4などの珍しいGT-R、マットブラックのR33ボディーに擬装されたR34先行開発車両といった普段お目にかかれない貴重な車両など、ファン垂涎のクルマが一同に展示されています。(展示は毎年変わりますので、現在も展示されているかは不明です。ご留意を)
(スカイライン シルエット・後期鉄仮面。この攻撃的なスタイリング、大好きです)
(R34先行開発車両。本来R33には無いディフューザー類が追加され、空力特性の評価がなされました)
先日ご逝去された「スカイラインの父」櫻井眞一郎氏はこのミュージアムの名誉館長で在らせられ、トークショーなどではスカイライン開発当時の秘話など、貴重なお話しをいつもお聞かせ下さいました。
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もちろんミニカー展示も充実していて、現在では滅多に見ることのない絶版モデルやメーカーの試作モデルなど、大変貴重なモデルが所狭しと並んでいます。
(滅多に見ることのない「日産アルティア製ミニチュアモデル」もさりげなく展示されてました)
(初期エブロの傑作、「スカイライン シルエットフォーミュラ(前・後期型)」の市販モデルと試作モデル比較)
お土産コーナーも充実しており、ミニカーをはじめミュージアム・オリジナルグッズ等、ついつい財布の紐が緩んでしまいそう。
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冬季の間は閉館しており、毎年4月下旬にオープニングイベントが開催されています。開館15周年目にあたる2011年は、ちょうど来週の4/29(祝)にイベントが開催されるようです。
GWの予定はまだ何も決めていないという方、当ブログでスカイライン&GT-Rに興味を持たれた方、ぜひ来週末は「聖地」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
<ご注意>
本ブログの内容は、筆者の独断により記事化しております。事実と反することや間違いがあるかもしれません。そのような観点からも、本内容についてメーカーさんへの問い合わせはご遠慮ください。その点をご理解の上、楽しく読んで頂ければ幸いです。
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「超マニアックなGT-Rブログ」を目指し、とことん調べ倒してしまうところも影響しているのかもしれませんが、凝り性な性格ゆえお許しを。
コレクション紹介記事が出来上がる合間にも、何か情報発信できないものか…
これまでとは違った視点で”GT-R WORLD”を紹介できないかと思い、今回の記事を書きました。
詳細な調査や写真撮影がいらない分、サクッと書けそうかな?と思っています。
今後ちょっとした合間に、ちょこちょこ書いていこうかと思っています。
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皆さんは、「スカイラインの聖地」と呼ばれる場所が在ることをご存知でしょうか?
スカイライン&GT-Rエンスーの方々であれば「当然」との返答が返ってきそうですが、当ブログで初めてその存在を知った方も多いのでは。
諏訪湖を一望する小高い丘に、スカイラインの聖地・『プリンス&スカイラインミュージアム』があります。
(長野県岡谷市、鳥居平やまびこ公園内)
http://www.prince-skyline.com/
自動車博物館としては異例の単一車種(もちろん、スカイライン&GT-Rです)にこだわったミュージアムで、スカイラインファンのみならず、毎年数多くの自動車ファンがここを訪れています。
歴代スカイライン&GT-Rのロードカーやレーシングマシンはもちろん、GTB-4などの珍しいGT-R、マットブラックのR33ボディーに擬装されたR34先行開発車両といった普段お目にかかれない貴重な車両など、ファン垂涎のクルマが一同に展示されています。(展示は毎年変わりますので、現在も展示されているかは不明です。ご留意を)
(スカイライン シルエット・後期鉄仮面。この攻撃的なスタイリング、大好きです)
(R34先行開発車両。本来R33には無いディフューザー類が追加され、空力特性の評価がなされました)
先日ご逝去された「スカイラインの父」櫻井眞一郎氏はこのミュージアムの名誉館長で在らせられ、トークショーなどではスカイライン開発当時の秘話など、貴重なお話しをいつもお聞かせ下さいました。
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もちろんミニカー展示も充実していて、現在では滅多に見ることのない絶版モデルやメーカーの試作モデルなど、大変貴重なモデルが所狭しと並んでいます。
(滅多に見ることのない「日産アルティア製ミニチュアモデル」もさりげなく展示されてました)
(初期エブロの傑作、「スカイライン シルエットフォーミュラ(前・後期型)」の市販モデルと試作モデル比較)
お土産コーナーも充実しており、ミニカーをはじめミュージアム・オリジナルグッズ等、ついつい財布の紐が緩んでしまいそう。
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冬季の間は閉館しており、毎年4月下旬にオープニングイベントが開催されています。開館15周年目にあたる2011年は、ちょうど来週の4/29(祝)にイベントが開催されるようです。
GWの予定はまだ何も決めていないという方、当ブログでスカイライン&GT-Rに興味を持たれた方、ぜひ来週末は「聖地」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
<ご注意>
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